機関紙 - 兎年にふさわしく何事にも飛躍を願う
組合員の皆さま 2011年
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
京都自治労連 執行委員長
山村 隆
今年は、兎の年。私にとっても廻り年です。
新年早々初詣に出かけ、厄払いの祈りと型どおりの願を掛けました。兎年にふさわしく何事にも飛躍を願い、労働組合運動の今年の目標は「地方自治と住民のくらしを擁護しよう。働きやすい職場・誇りの持てる仕事を創っていこう。京都自治労連の組織の前進と増勢をめざそう」という願いです。正月元旦の透き通った青空が、なにか晴れ晴れとした今年の良き前触れを表しているような、そんな初夢でニコニコとした目覚めをしてみたいものだと思います。
今年、地方自治や私たちの働き方に関わる様々な問題が動き出します。昨年発足した関西広域連合が道州制問題とどうつながっていくのか。大阪の橋下知事、名古屋の河村市長などに代表される「地域主権改革」とそれに呼応した地域政党の動きに、今年の統一地方選挙で住民がどのような選択をするのか。公務員制度問題と消防職員の団結権・公務員の労働基本権回復の動きがどうなるのか。など、地方自治の土台に関わる問題です。
TPPや保育「改革」、大企業減税と庶民負担の増加などなどは地域住民の生活や地域経済にとってはますます貧困と格差を拡大する政策以外のなにものでもありません。民主党政権は期待はずれであったばかりか、最近では再び小泉構造改革の失敗した道を歩み始めています。こうしたことをくい止めふるさとを再生する必要があります。
今日の様々な動きに、今まで以上にみんなが力を合わせて考え議論し行動する、春闘からそうした活動の方向を京都自治労連全体で強めたいと思います。
今年が、組合員のみなさまにとって良い年であるように、心から願い新年の挨拶とさせていただきます。
京都自治労連 第1743号(2011年1月5日発行)より