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機関紙 - よりよい保育 大山崎町職 〜"保育所を残して"願い実る 子育てしやすいまちへ〜

よりよい保育 大山崎町職 〜"保育所を残して"願い実る 子育てしやすいまちへ〜

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組合活動
 2019/1/9 9:10

 昨年10月21日に投開票された大山崎町長選挙で、「公立3保育所の存続」を公約に掲げた前川光さんが、現職を破って初当選、京都に衝撃が走りました。大山崎町の保育や学童保育の魅力などへの思いを伺いに、大山崎町職を訪ねました。

天王山の自然生かした保育

 大山崎町の保育の特徴・魅力について執行部の皆さんは、「天王山の自然を生かし、子どもの好奇心や着実な発達に合わせた子ども目線の保育」と言います。3つの町立保育所では、天気がいい日は毎日、ゼロ歳児も含め、天王山へ散歩に出かけます。子どもたちは、豊かな自然の中で泥んこになって楽しみます。そして、この体験を先生とお話ししながら『描画活動』、あふれる思いを絵にしながら表現力が育まれます。「町の保育所に預けて本当に良かった」と、保護者に好評です。

町長選挙で住民の声が勝つ

 ところが前町長は、第二大山崎小学校のプールと学童保育の移設を強行。その跡地に民間保育所を誘致し、町立第2保育所を廃園にすることを当事者の声をまともに聞かず、押し通そうとしました。

 このようなやり方に、保育所保護者会、学童保護者会、学童OB、大山崎町職、教職員組合などで「大山崎の未来を考える会(以下、OMK)」を結成し、これまで2年間、子育てやまちづくりについての学習会、チラシの全戸配布、署名活動などに取り組んできました。

 迎えた町長選挙ではOMKが、「公立保育所の存続」の要求を掲げ大奮闘。公開討論会や、「第2保育所を残したい。ただ、それだけ」のポスター300枚を町中に貼り巡らせ、2つの駅頭宣伝には保護者30人が子ども連れで参加するなど、町の話題となり、住民運動に支えられた前川氏が、歴史的な勝利をしました。

保育所への期待に応えるために

 今後の課題について、「保護者・住民の皆さんに感謝しています。保育所への期待は、先輩の方々や私たちが、子どもや保護者と一緒に作ってきたものです。私たちは、この期待に応えられるよう、さらにいい保育を目指したい」「今、貧困と格差の拡大、ひとり親世帯、不安定な雇用など、様々な問題があります。その中で、求められる保育、子どもが主人公の保育を、職員や保護者と力を合わせて発展させたい」「新たに発足する民間保育園とも協力して、大山崎の保育・子育てをよくしていきたい」ときっぱり。子育てしやすい大山崎町へ、新しい歴史の挑戦が始まります。


京都自治労連 第1935号(2019年1月5日発行)より

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