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機関紙 - 災害に強い宮津市めざして 〜地域と生活守る仕事に誇り 台風被害の復旧に全力!〜

災害に強い宮津市めざして 〜地域と生活守る仕事に誇り 台風被害の復旧に全力!〜

カテゴリ : 
組合活動
 2019/1/9 8:50

 昨年は、全国で台風や大雨での災害が数多く発生しました。京都北部の各自治体も例外ではありません。
 今回取材した宮津市は、台風21号・24号の通過で、各地で土砂崩れ、浸水が発生しました。今回、災害復旧を担当する土木課で働くFさん(宮津市職委員長)の一日を追い、お話を伺いました。

やってもやっても終わらない

 宮津市を訪ねたのは、12月も後半。「これから10月の台風24号での被害現場に行きます」というFさんの後をついて、現場に向かいます。道路はところどころ工事中。現場に着くと、府道沿いのがけ崩れで木が大きく傾き、川の流れを塞ぎそうです。早々に測量資材を持って、川に下りて現場検証。3人で手際よく、作業を進めます。「こういった箇所がまだまだたくさんあります」とFさん。現場の数十メートル下流には地域住民の取水場があり、その数メートルそばには一昨年の台風被害を修復した跡がありました。

住民が普段どおり利用する光景がうれしい

 Fさんは、宮津市役所に就職して20年。「宮津市は広い。最初は地名を言われてもわからなくて大変でした」とFさん。地図を片手に現場を歩いて必死で覚えたそうです。最初に土木課に配属されたときも災害が多かったといい、現場をまわって検証し、戻ってきては書類作り。「今も変わりません」。「災害復旧で国に補助金申請するには規模や緊急性など、様々な規定があります。期日もあり、必死です」。台風21号被害で直せなかった箇所が、台風24号で被害が拡大した箇所もあるなど、「やってもやっても終わらない」とため息が出ます。Fさんを含めてわずか4人で宮津市の被災検証を行っているそうで、「この間ずっと月100時間超えの残業です。組合としても人員要求し、当局も理解し、募集をしてくれていますが…」。人員増とノウハウの継承は急務です。

 「工事の音や道路閉鎖で、住民から怒られることもある」というFさんですが、「直った道路や施設を住民の皆さんがいつもどおりに使ってくれている光景がうれしい。地域価値、住民生活を影で支えていると思っています」とちょっと照れながら話してくれました。


京都自治労連 第1935号(2019年1月5日発行)より

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