機関紙 - 組合員の言葉で魅力を語り 10月に組合加入で前進
京丹波町職では、10月に新しい組合員の仲間を6人迎え入れました。23日に開催された定期総会では、「学び提案する京丹波町職」を合言葉に、組合員の願いや要求を集め、さらに仲間を増やそうと総会方針を全会一致で確認。出野文隆新委員長をはじめ12人の新執行部を選出し、年末確定闘争での要求前進へ奮闘しています。
組合員拡大で奮闘している前組織部長の秋山卓弘新副委員長にお話を伺いました。
京丹波町職の組合加入の取り組みは、初めからうまくいったわけではありません。「年明けから、何人かの脱退もあり、気持ちを引きずったまま4月を迎えました」
学習会・要求書づくりが力に
4月に入って、新規採用者が職場に配属になり、京都自治労連からは、組合説明会や100%加入などのニュースが伝わってきましたが、「仕事の忙しさもあり、4月はダラダラと過ごしてしまいました」と秋山さん。何とかしなければと、5月に入ってから動き始めましたが、なかなか加入が進まず2人の加入にとどまりました。組織部長としての責任を痛感した秋山さんです。
こうしたなか、町職執行部では、どうすれば脱退者をなくし、新しい仲間を増やすことができるのかの議論を開始しました。「組合員が組合の活動に確信を持つことが必要」と3回の学習会に取り組みました。
第1回は、福島功京都自治労連委員長を講師に「職員組合の果たす役割〜労使のルールについて」。2回目は、松下卓充京都自治労連書記長(当時)を講師に「どうすれば、京丹波の賃金を上げることができるのか」について具体的事例で学習会、第3回目は、健康づくり企画にしようと、「心とカラダを整えるやさしいヨガ」に取り組みました。
また、春闘要求書づくりでは、各分会から要求を持ち寄り、議論を積み重ねました。こうした取り組みの中で、組合への確信が広がっていったと秋山さんは言います。
10月に中途採用で、7人の新規採用者がありました。早速、行動し、ストレートに「組合に入ってほしい」と声を掛けました。社会人経験者の方が多かったこともあり「組合の必要性はわかっている。前も入っていました」等と加入が相次ぎました。
気軽に要求・意見を出せる町職に
秋山さんは、加入が進んだ要因として、「職場の近くの組合員と一緒に行動し、組合員の言葉で訴えてもらったこと」をあげます。印象的だったのが、「女性組合員が『組合に入ったら、“つながりができる”働き続けるためにきっと力になる』と、確信をもって訴えている姿」です。「町職の中で、一番活発に活動している女性部の凄さを実感した」と秋山さん。
また、新規採用者からも「地域住民との交流がしたい」と意見が出てくるなど、対話の中からエネルギーをもらいました。
最後に秋山さんは、「力を合わせ、組合員から気軽に要求や意見を出してもらえる町職にしたい」と力強く語ってくれました。
京都自治労連 第1954号(2019年11月5日発行)より