機関紙 - 第91回全京都統一メーデー…京都自治労連は、メーデーにあたり、次の訴えを発表しました。概要を紹介します。
第91回全京都統一メーデー
国民・労働者の要求を高く大きく掲げ
組合員の切実な要求の実現を求めて
働く者の団結でともに奮闘しよう!
第91回全京都統一メーデーは、新型コロナウイルスの感染拡大のため、府内各地域での取り組みが中止・変更される事態となっています。
今年は、日本で初めて「メーデー」が取り組まれて100年を迎えます。政府や自治体当局の自粛要請が長引く中、医療体制の拡充、自宅待機や休業に対して補償を求める労働者の声、営業自粛への補償を求める経営者・個人事業主の声は日増しに強く、大きくなっています。集会やデモ行進の機会こそ失われたものの、住民生活の守り手としての自治体・公務公共労働者がこうした国民・労働者の要求を高く大きく掲げ、直ちにその実現を迫ることが、今年のメーデーの特別に重要な役割です。
同時に、医療・公衆衛生・保育・教育など様々な職場で、住民のいのちとくらしを守る自治体・公務公共労働者の奮闘が続いています。これまで政府や自治体当局が進めてきた保健所の統廃合や感染病床の削減をはじめ、公衆衛生部門と医療提供体制の縮小再編の被害は甚大です。さらに、くらしや営業を支援する相談体制や支援金の手続きにも、人員削減でたいへん厳しい状況です。自治体リストラを改め、住民のいのちとくらしを守る体制の充実を強く求めます。
新型コロナウイルスの感染拡大のもとで、自治体・公務公共労働者の役割はますます重要になっています。自治体・公務公共労働組合としてしっかり自治体当局に組合員と地域住民の要求の実現を求め、お互いに励ましあい、働く者の団結でともに奮闘しましょう。
京都自治労連 第1962号(2020年5月5日発行)より