機関紙 - 京丹後米軍関連5人コロナ感染…心配が現実に
沖縄米軍基地で239人(7月28日時点)の米軍関係者のコロナ感染が明らかになるなど、全国各地の米軍基地で感染者が増大しています。
このような中で、7月29日と30日に京丹後米軍レーダー基地の米軍人・軍属のいずれも30代の男性が感染が明らかとなりました。さらにその後、2人の軍人と、感染した軍属と接触のある市民の女性の感染が明らかとなり、5人の感染者が短期間に出ています。
京丹後市内でのコロナ感染者はこれまでゼロ。米軍関係者が初めての感染者となりました。
現在、京丹後の米軍基地には、160人もの軍人・軍属が勤務しており、クラスター発生が危惧されます。感染が明らかとなった4人をはじめ、全員が基地外に居住しており、市民との接触の機会もあり、市民から「心配が現実になった」と不安の声が上がっています。
米軍が日米地位協定により検疫状況や感染対策など詳細を明らかにしない中で、京都府や京丹後市は、住民を守るため、徹底した情報開示や感染防止の具体策を求めるべきです。6月には米軍関係者による飲酒運転事故が発生しました。住民の安心安全が確保されない事態が続いています。基地撤去の態度表明が求められています。
京都自治労連 第1965号(2020年8月5日発行)より