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機関紙 - 仲間と支え合い、仲間を増やし賃金・権利・職場環境を改善しよう…住民のいのちとくらし守る政府と自治体をみんなでつくろう…人員増で不払い残業根絶・長時間労働解消

仲間と支え合い、仲間を増やし賃金・権利・職場環境を改善しよう…住民のいのちとくらし守る政府と自治体をみんなでつくろう…人員増で不払い残業根絶・長時間労働解消

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組合活動
 2020/9/28 19:23

大会の討論では、15単組20人の代議員が発言。この一年間の職場・地域での様々な取り組みやたたかいの経験が報告され、参加者は集中して聞き入り、発言に笑いや拍手が起きました。

今年の大会は、コロナ禍で、商店街実態調査を行った経験や、保健所を訪問し緊迫する実態や要求を聞き取り、緊急要求書を提出した経験。当局の改悪提案を粘り強い交渉で押し戻した経験。組合の役割を交渉で実感し確信もって加入を訴えた経験、20年ぶりに現業職員の採用を勝ち取った経験などが、生きいきと語られ確信が広がりました。

住民の声を行政に届ける労働組合活動を:府職労連

商店街実態調査で223件を訪問した。多くの青年を含め95人が参加。庁内の状況はアンケート活動等でつかめるが、街中はどうなのだろうとの議論になり、商店街調査を実施。結果は48%で収入減、オンラインの補助金申請に苦労する等の声が。後日、調査結果を届けることで対話になり感謝の声もあった。府政が現場の声を聴く体制になっていないとの参加した青年の声が印象的。結果をうけ商店連盟の方と懇談も行った。この教訓を生かして、観光地の商店街を回る。声を聞き、声を行政に届ける労働組合活動を進めていきたい。

職場に根ざした原則的な活動を追求:宇治市職労

人員闘争では、職場討議を重ね、47分会で要求書作成、所属長交渉、部長交渉を実施するなど、職場・分会に根ざした原則的な活動で要求を前進させている。組織拡大では、4月1日に組合説明をし、先輩からの声かけなどでほぼ全員加入、その後の欠員補充の採用者もほぼ全員を加入させている。学習を重視し、9月17〜18日には延期となっていた新入組合員の学習交流会を実施する。勤通大にも昨年・今年と十数名参加で取り組んでいる。共済にも力を入れ春・秋のキャンペーンに取り組んでいる。

交渉で組合の力を実感入りやすい組合を:宇治市非常勤職員労組

非正規職員の処遇改善をしたいと2年前に5人で組合を立ち上げた。以降、仲間を増やそうと声をかけ続け、現在40人の組合に。会計年度任用職員制度で交渉。正規職員の給料表への貼り付け、経験加算の実現など、組合の力を実感し、組合の重要さが改めて認識できた。残された課題も多く、9月末には要求書を提出し取り組みを強めていく。組合員の交流を大事にし、いつでも相談できる組合にしていく。最後に、宇治市長選にも奮闘していく。

生活保護行政の改革を安心して働ける職場に:向日市職労

昨年6月、生活保護担当の市職員が遺体遺棄で逮捕された。裁判では、保護受給者からの不当要求があったにもかかわらず、市当局による組織的な対応が不足していたことが分かってきた。私たちは「向日市の生活保護を考える会」に参加し、生活保護行政の改革を求めている。また組合として、不当要求に組織的に対応する体制の整備、職員1人ひとりをフォローできる人事管理体制を求め、安心して働ける職場づくりを要求していきたい。

20年ぶりの現業採用 新採の全員組合加入も:精華町職

精華町職では、給食調理員が20年来退職者不補充となっていたが、粘り強い要求の中で採用が実現した。新規採用職員の組合加入も、組合で弁当を用意し、研修期間の昼休みに、ゆったりとした雰囲気の中で説明会を行った結果、組合と自治労連共済への全員加入が実現。今、単組では組合員が若返る一方で、役員の世代交代が大きな課題の中、今年から書記長の大役を引き受けた。まずは秋季年末確定闘争の勝利に向けて奮闘したい。

市政への思いを要求に粘り強くたたかう:京都市職労

介護保険認定給付業務の集約・民間委託との闘いは、嘱託員の雇い止め問題としてだけではなく、市民的問題を明らかにして闘った。撤回させられなかったが、一定の雇用を継続させた。混乱や不安のなか、仲間は最後まで市民のためのいい仕事がしたいと訴え続け、そこには民主的自治体労働者の姿があった。京都市長選挙では要求と運動を結びつけることを大事にした。今後も市政への思いを要求にし、政策化していく力を発揮していきたい。

改悪提案に粘り強く交渉 学習会などで学習・要求づくり:大山崎町職

会計年度任用職員制度や地域手当での改悪提案、そして正規職員だけじゃなく、会計年度任用職員も「新型コロナウイルス」による在宅勤務ができるように…など、粘り強く交渉。声を上げることで、改悪阻止や改善を獲得した。若い方の組合離れを防ぐため「ランチ会」を実施し、組織拡大・強化につなげる取り組みも強化している。当局から、ラスパイレス指数が高いとして昇給ラインを落とす提案がされたため、現在学習会などを取り組んでいる。

人事評価制度の処遇と手当反映を阻止:舞鶴市職労

コロナ対応での時間外業務は、特例業務として行う事とした。特例業務の検証をどうするか、話し合っており、時間外命令のチェックをして注意を図りたい。4月から人事評価制度の処遇反映の本格実施の提案がされたが試行とさせた。7月には、勤勉手当への反映を延期させたが、昇任、昇格に反映させたいと提案があった。年末確定に向けて職員アンケートを行い要求書の提出を行う。

アンケートをまとめ多くの声を要求書に:生涯学習財団労組

専門性が問われる職場で正規と同じ仕事を任しながら、低賃金のまま嘱託職員を循環雇用し続けている。また予算の大幅削減、慢性的な人員不足で職場は厳しくなる一方。3月、新型コロナウイルス感染防止について要求書を提出し、感染リスクを回避するための手立てと説明を求めたが、臨時休館も前日の夕方に知らされるなど当局は説明責任を果たしていない。今、アンケートをまとめており、たくさんの声を要求書に載せていきたい。

多くの単組から青年部のとりくみに参加を:府職労連

青年部は常任委員会を10単組の役員で構成。自治体労働者として住民の安心安全、平和を考えることを目的として、11月には沖縄平和ツアーを実施。米軍機が飛び交うところに遭遇した。なぜ、沖縄戦がおこったのかを考えていきたい。コロナの影響で、春闘合宿やスプリングフェスタ、青プロが中止・延期となったが、何もしないのはダメとオンラインで意見交換も行った。総評の最賃体験に3人が参加。最賃では文化的生活は不可との結果に。

均等待遇めざし粘り強くコロナ禍で安全対策要求も:宇治野活労組

正規より嘱託職員の多い職場で、業務は同じで労働条件に格差。均等待遇をめざす。宇治市と直接交渉ができないが、洛南地協として市の教育委員会に申し入れを実施。勤務条件は市の嘱託に準じるとしていながら、経験加算が認められないという課題が継続協議となっていたが、市は認めないと回答。引き続き改善を求める。コロナで4月・5月は施設休止、以降は多くの入場者があった。職員の安全対策を要求している。

学習を重視する共済のとりくみ力に:伊根町職

今年の新採全員が組合加入。組織共済にも加入し、組合のとりくみを広げた。今、学習に力を入れている。昨年12月には、給与制度など基本的な知識を身に着け、組合活動に生かしていくことを目的に学習会を開催した。
メンタル休職者、組合を辞めたいという人もあり組合活動が大事。会計年度任用職員に加入勧誘も引き続きしていきたい。

非正規全体を視野に組織を大きくする:長岡京市非常勤職員労組

今年で組合結成50周年を迎えた。学童保育指導員の組合だったが、会計年度任用職員制度が導入されるにあたり、非常勤職員の方々にも加入を呼びかけ、力を合わせながら要求を実現していくことをめざして、組合規約を変え非常勤職員労働組合とした。うれしいことにたくさんの人たちとのつながりや、仲間の大切さを改めて実感することができ、これからも頑張って活動を続けていこうと思いを新たにしている。

コロナ対策で人員配置工夫し、偏った超勤回避:福知山市職

市職員の不祥事が続いたが、職場の風通しが悪いことが一つの原因。職場の雰囲気改善の取組みが必要。コロナ対策では、これまでの災害対応の経験から、人員配置の工夫などで偏った超勤も回避。会計年度任用職員制度では一定労働条件の改善はあったが、職員の声や他市町の動向も踏まえ、更なる改善を目指したい。活動を通して声を聞くことの大切さを痛感、府職の商店街聞きとりなどを教訓に、これからの運動を進めていきたい。

一言メッセージやランチトークで要求つかみ交渉:府職労連

国連の女性機関が「女性と新型コロナ」で声明を発表した。観光や飲食など直接影響ある仕事に多く従事し、行動制限で女性の健康と安全が脅かされ、各国政府にジェンダー平等を求めた。日本でも決定過程での女性参加が優先課題と思う。府職労連女性部は60年を迎えた。先輩の「要求をつかんで離さない」を思い出す。ランチトークや一言メッセージで要求をつかみ、交渉で実現させてきた。誰ひとり取り残さない運動をすすめていきたい。

人員要求は待ったなし当局提案も押し返す:綾部市職労

災害が起きればとても人が足りないと人員要求を行っている。また人勧実施の際に、月例給は本来4月に遡及して改定を行うべきところを、年を明けてからの1月実施として提案してきた。財政が厳しく住民への負担が増える中で住民との「痛み分け」との説明がされたが、それは大きな間違いであることを指摘。コロナ対応では職員は精一杯対応しているが不安が広がっている。組織強化では新採と2年目の職員が粘り強く声をかけたところ加入してくれた。

組合の仲間の支援に感謝 組合活動は私の財産:宮津市職

組合活動を振り返って、様々な労働問題に関わってきた。宮津市では賃金カットが続いてきたが自治労連の仲間との運動で終了させることができた。災害などの非常時でも、組合の仲間の支援は心強く力になった。宮津市での組合活動は終了するが、組合活動は私の財産であり、これからも、様々なところで労働組合の活動は続けていきたい。

コロナ禍で明らかに住民の命守る自治体へ:府職労連

保健所では、土日夜間を問わず新型コロナへの奮闘が続いている。冷房の時間外稼働がされず、組合として土日に職場訪問を行い、交渉で稼働を要求した結果、スポットクーラー配置等改善された。また、18時までのコールセンター勤務に時間外勤務手当が支給されておらず交渉で改善させた。保健所は臨調行革、構造改革、新自由主義のもと激減したが、今のままでは住民のいのちは守れない。あらためて政治を国民の手に取り戻し、いのちを守る自治体をつくりたい。

さらなる要求前進をめざして:宇治市職労

17確定では、ラスが高いことを理由に賃金削減攻撃があった。19年の確定では、全分会学習会や950人の回答があったアンケート活動などに取り組むとともに、分会協議会での部長への要請行動を背景に3度の本部交渉を実施。結果、大きな到達を勝ち取った。しかし、まだまだ課題はあり、当局からの具体的提案を求めている。12月6日投票で市長選挙がある。現市長は中学校給食実現等の公約を果たせずにいる。市民本位で職員がいきいきと働ける職場づくりを求めていく。

市民無視の財政削減計画に共同広げ市政を変える:京都市職労

京都市は財政危機をあおり、ルールに囚われない行財政改革の断行とそのための職員提案を求めてきた。市職労として、「今、市民生活を守るために何ができるのかを検討すべき時、財政削減のみを目的とした見直しは中止を」と京都市に申し入れ、支部申し入れでは所属長からも組合への賛同があった。保健所では深刻な長時間労働。月200時間以上の超勤が今も続いている。保健師不足は深刻で直ちに増員が必要と緊急申し入れをしたが、非常時を想定した職員採用はできないと回答。共同を広げ、市政と政治を変えるために奮闘する。

大会にフレッシュな風
今大会では若い方々の参加・発言が目立ちました。
そんな方々に感想を一言。

精華町職 Dさん

はじめて、定期大会で単組を代表して発言しました。とても緊張して、ちゃんと発言できたか心配。書記長という大役について不安もありますが、他の単組のとりくみを参考に、頑張りたい。組合と組合員の距離を近づけたいです。

宇治市職労 Eさん

はじめて、代議員として参加しました。京都中の組合の仲間がたくさん集まっていてびっくりしました。他の自治体の仲間も頑張っていると感じました。日頃の組合活動などもわかってきた感じがします。参加できてよかった。


京都自治労連 大会特集号号(2020年9月25日発行)より

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