機関紙 - コロナワクチン接種で副反応…直ちに対応求め要求書提出…京都府職労連医大支部
新型コロナワクチンの優先接種が、全国の自治体病院等で始まっています。マスコミ報道でもあるように、特に2回目接種を終えた医療現場から、発熱や頭痛、倦怠感などの看過できない副反応の事例が起こっています。
このような事例が発生することは、先行している諸外国の例からも明らかであるにもかかわらず、総務省が明確な服務の取り扱いを示していないこともあって、職員から不安の声が出ています。
府立医大附属病院でも、初回より2回目、若い職員ほど接種後の副反応が出やすく、症状が出ても無理して働いたりしており、必要な休暇の保障や服務、職場体制を求める声が府職労連医大支部にも寄せられています。
医大支部では4月20日に、副反応に応じて必要な場合は休めるよう体制を整えること、副反応での休みは特別休暇とすること、など6項目の「新型コロナワクチン接種に係る要求書」を提出しました。
また、新規採用者を迎えながらのコロナ対応となることから、人材育成を現場任せにせず、当局が責任をもって体制を確立するよう「病棟運営変更に係る要求書」も同時に申し入れています。
京都市職労病院支部も、ワクチン接種に関わる要求申し入れを行っています。
京都自治労連 第1974号(2021年5月5日発行)より