機関紙 - たくさんのありがとうに目頭が熱く
被災地復興へ業務やボランティアで参加された組合員のみなさんの声を伝えます。
舞鶴市職労 Bさん
3月30日から4月5日まで(社)日本水道協会からの要請に基づいて、岩手県大船渡市へ給水支援の第二次派遣として同僚のCさんと参加しました。
私たちが主に担当した地域は、被災地の周辺の高台地域で、家は災害から逃れたが水・電気などのライフラインが止まったままの所と避難所でした。
私たちが一番気をつけたことは、被災者のみなさんの感情を傷つけないようにすることでした。舞鶴市と書かれた給水車を見て、「遠い所からありがとう」の言葉をたくさんかけていただきました。「私は舞鶴火電の建設現場で働いていた」という方もありました。
日常的に十分な住民サービスの提供が出来る体制があってこそ、大災害の時に役立つ事を痛感しました。
復興の拠点となっているのが高台にある大船渡市役所。その近くの『大船渡市民文化会館』が大きな避難所になっているのですが、“津波なんかにゃ負けないぞ”と大きなスローガンが張り出されています。立ち上がろうとしている大船渡市民のみなさんの思いを表していると感動し、給水車で前を通るたびに自分を奮い立たせました。
私は、阪神大震災では14日間ボランティアに参加しました。今回の災害は、あの時以上の規模です。ボランティアに参加できる条件のある方は、ドンドン行ってほしい。現地では、人手が足りません。自治体労働者にしか出来ない仕事もたくさんあります。
京都自治労連 第1750号(2011年4月25日発行)より