機関紙 - コロナから住民のいのち守る
医療部会定期総会
8月20日、第34回自治労連医療部会の定期総会がWebで開催され、全国から80人が参加しました。
総会では、定年引き上げ問題で学習会。とりわけ医療職場での課題が分かりやすく説明され、「何が要求課題なのかスッキリした。職場でも取り組む」など好評でした。
方針提案では、コロナ感染拡大で国の医療政策の脆弱性が明らかに、国の方針は「医療供給体制の削減」だと厳しく批判し、地域医療を守り医師・看護師等の大幅増員のたたかいをすすめようと呼びかけられました。
討論では、コロナ禍で逼迫する職場の現状や増員求めるたたかい、全職員にソーシャルワーカー手当を勝ち取った経験、組合員拡大で前進等、元気な総会となりました。京都の参加者からも「とても参考になった」と感想が寄せられました。
公衆衛生部会定期総会
8月27日に第34回公衆衛生部会定期総会がWebで開催されました。「地域・住民まるごと安心・健康づくり運動」を協同の力で進めようとする運動方針のもと、議論がされました。コロナ禍でのたいへん厳しい保健所の実態をめぐる発言が相次ぎましたが、検診業務、食の安全、公害・環境業務を含め、住民のいのち、暮らしを守るため保健所の体制充実を求めるために奮闘しようと話し合われました。
また、コロナ感染者の全数把握の見直しについて示されたことに対しての意見が熱く語られました。「業務軽減につながることは歓迎だが、住民にどのような影響が出るのだろうか、感染状況が把握できなくなることで施策が十分にいきわたるのか」等々毎日の厳しい業務をこなす中で感じている率直な意見が出されました。
京都自治労連 第1990号(2022年9月5日発行)より