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機関紙 - いのち・くらし・守るため 「公共」を取り戻そう!…これが私の願い 職場の声です…2023年を私たちの願いが実現する年に

いのち・くらし・守るため 「公共」を取り戻そう!…これが私の願い 職場の声です…2023年を私たちの願いが実現する年に

カテゴリ : 
組合活動
 2023/1/5 6:20

「住民のみなさんに喜んでもらえる仕事がしたい」―これは、私たち公務労働者の願いであり初心です。ところが、予算が減らされ、人員が削減され、「官から民へ」のかけ声で「公共」が削られてきました。厳しい条件のもとでも「責任を果たし、いい仕事がしたい」と職場の仲間と知恵を出し合い頑張ってきました。しかし、ぜい弱になった「公共」のもとで、いのちと暮らしが危機にさらされています。2023年、住民のいのちと暮らし守るため、公務公共の仕事を拡充し「公共」を取り戻す取り組みを、職場、地域から大きく広げましょう。

精華町職 保健師 Eさん、Fさん
専門性を生かした仕事でみなさんの役に立ちたい

精華町では様々な部署に保健師が配属され、専門性を生かした仕事に取り組み「保健師がいてくれてよかった」と言ってもらえるよう頑張っています。病気を予防するだけでなく、元気を増やすことも目標に健康づくりをおこなっています。「人と人とのつながり」や「地域づくり」を意識しながら活動する中で出会った人が、健康づくりに関連する活動に参加・参画される姿を見ると、保健師としてのやりがいを感じます。

町の保健師は子育て世代が多く、育休や産休、時短勤務の仲間もたくさんいます。保健師皆がライフワークバランスのとれた働き方ができるよう、専門職の増員が必須です。

宇治市職労 給食調理員 Gさん
子どもたちの声が聞こえる市直営の学校給食をいつまでも

学校給食は、子どもたちの大きな楽しみ。「美味しかった」と話しかけられると、「もっと美味しい給食をつくろう」と力が湧いてきます。

宇治市では以前、学校給食を全て民間委託するとの決定がされました。しかし、粘り強く直営校の役割や意義を伝える中、当面直営で6校は残すとさせてきました。その後、豪雨災害時の給食提供や、委託業者が倒産した際の直営校からの正職員応援配置など、まさに直営校だからこそ対応できたことです。

私は今年度で定年。仲間が退職まで安心して働き続けられるとともに、子どもたちの大切な市直営の学校給食を守り続けてほしいです。

宮津市職 図書館司書 Hさん
赤ちゃんからお年寄りまで図書館は学びと発見の場所

宮津市立図書館は開館100周年を迎えた府内でも3番目に歴史ある図書館で、前尾記念文庫や開館以来の一般紙(京都・毎日・朝日)の原紙保存など、ここだけの貴重な蔵書があります。

ちょうど司書の欠員があり、図書館司書の資格を持っていたので、異動を希望して市立図書館の配置になりました。利用者は赤ちゃんからお年寄りまですべての年代が対象。蔵書数は多いし分野も幅広い。人も足りていなくて忙しいですが、図書館司書としての知識とスキルを上げ、歴史ある図書館と貴重な蔵書を守っていきたいし、多くの市民に利用してもらいたいです。

大山崎町職 学童指導員 Iさん
子どもたちの大切な居場所守るため指導員の処遇改善は急務です

大山崎町には3つの学童クラブがあり、「でっかいクラブ」は小学四年生までの109人を8人の指導員で見ています。「子どもの成長の共有と親同士のつながりを重視」して運営しています。

指導員の欠員も常態化し、かつては町の正規職員準拠だった待遇も悪化の一途。若い人のほとんどがパートタイムで、臨時職には派遣会社が参入しています。みな条件がバラバラで一致団結しにくい状況になっています。勤務時間が実体と合わず時間外で業務を担っているのが実態です。働き続けるためにもフルタイム勤務を増やすよう長年組合で交渉中。民間に頼らず公立の学童保育を守りたいです。

舞鶴市職労 保育士 Jさん
家族が安心し子どもを預け全ての子どもが平等に保育を受ける

私たち保育士の目指す保育のあり方や保育所運営の指針となる「保育所保育指針」が時代を背景に大きく変わってきています。学ぶこと実践することが増え、現場では常に保育士同士議論・情報交流しながら保育を行っています。市内には大小の私立保育所がありますが、私たちの公立保育所は地域の保育所のスタンダードでありたいとみんな頑張っています。

福祉の部署と連携しながら住民を支え、病気を抱えてケアが必要な子どもや家族に問題を抱える子どもなど、全ての子どもが安心して平等に保育を受けられることが公立保育所の役割だと思います。

京都市職労 看護師 Kさん
患者さんに寄り添った看護へ大幅増員を

看護師になって"よかった"と思える時は、「あなたに話を聞いてもらって、気持ちが楽になった」と、患者さんに言ってもらえる時です。人手が足りず、中々時間が取れませんが、短い時間でも患者さんと対話できるよう心掛けています。

コロナで面会が禁止になり、家族や親しい友人に会えない時が長く続き、どの患者さんも我慢を強いられ辛い思いをされています。そんな時こそ看護師の役割が求められていますが、コロナ病棟へのスタッフ派遣や看護師と家族にコロナの感染者が出たりして、人手が足りないギリギリの状態で十分な対応が出来ず、看護師は心を痛めています。看護師の大幅増員が必要です。

綾部市職労 上下水道課 技師 Lさん
住民に安全な水を供給する公衆衛生守る

上下水道は公営企業として独立採算制度をとっていますので自治体ごとに上下水道の利用料が変わってきます。綾部市は東西に長く起伏も激しい地形で平野部には由良川を抱えていますから山間部への水の供給と平野部の下水処理で、非常にコストがかかってしまいます。人口減少も重なり財政状況は非常に厳しく、職場の人員も減らされています。それでも、住民すべての公衆衛生を守るため、みんないくつもの担当業務を抱えながら日々従事しています。「水はいのち」といわれているとおり、住民誰もが安心して水を使えることは私たちの役割だと頑張っています。


京都自治労連 第1994号(2023年1月5日発行)より

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