機関紙 - 8時間働けば人間らしく暮らせる大幅賃上げ求め 5月1日 メーデーに参加しよう
5月1日はメーデーです。
1886年5月1日、アメリカの労働組合が8時間労働制を要求してストライキ・デモを行ったのがメーデーの起源です。当時は、12〜14時間労働が当たり前の時代。「第1の8時間は仕事のため、第2の8時間は休息のため、そして残りの8時間は俺たちの好きなことのため」をスローガンにたたかい、8時間労働制を勝ちとりました。
日本では、1920年5月2日(日曜)上野公園に5千人が参加したのが始まりです。世界でも日本でも、8時間労働制は労働者のたたかいで実現した制度です。
ところが、今の日本の状況はどうでしょうか。公務職場も含めて過労死ラインである月80時間を超える時間外労働や違法な不払い残業が横行しています。さらに、労働者の半数近く、働く女性の7割近くを非正規労働者が占めています。
日本の賃金は、30年近く上がっておらず、経済成長もストップした世界でも稀有な国となっています。
長引くコロナ禍のもとで、異常な物価高騰が私たちの暮らしを直撃しています。また、岸田政権は、アメリカの戦争に日本が参戦する「戦争する国づくり」を狙っています。暮らしと平和を守るため、職場の仲間、新規採用の新しい仲間も誘って一緒にメーデーに参加しましょう。
写真を撮って、京都自治労連のメーデー・プラカード・デコレーション写真コンクールにぜひ応募ください。
京都自治労連 第1997号(2023年4月5日発行)より