機関紙 - 原発のない社会へ政治変えよう…北部と京都市内で市民集会
東京電力福島原発事故から13回目の3・11を前に、府内南部と北部で原発ゼロをめざす2つの集会が開催されました。
3月9日、京都市の円山野外音楽堂で行われた「バイバイ原発3・9きょうと」には、時折季節外れの雪が舞う中、1100人が参加しました。
主催者あいさつのあと、「福島原発事故を追いかけて13年」と題して講演に立った漫才師のおしどりマコ・ケンさんは、軽妙なトークで参加者の笑いを誘いながら、マスコミで福島の事故が取り上げられなくなっている現状や芸能界での圧力、原発廃炉を決断したドイツと日本の違いなどわかり易く話されました。「ドイツで原発廃炉を決断したのはメルケルだと思っているかも知れませんが違います。決断させたのは我々市民です」と市民運動の方の話を紹介されていたのが印象に残りました。
集会後は、京都市役所前まで元気にデモを行い、観光客や市民にアピールました。
3月10日、舞鶴市西公民館ホールで開催された「京都北部原発ゼロ府民集会」は、会場いっぱいの200人以上が参加。京都脱原発訴訟団事務局長の渡辺輝人弁護士が「地震・津波で原発は本当に大丈夫?避難は?能登半島地震に学ぶ原発の危険性」のテーマで講演を行い、「能登地震を見ても避難は不可能。大飯原発差止訴訟も地震関係者の証言で必ず勝訴し、脱原発を」と訴えました。
集会後のアピールパレードに100人以上が参加しました。
京都自治労連 第2009号(2024年4月5日発行)より