機関紙 - 京深層水
来月号からこの新聞が2頁立てに変更されることに伴い、このコーナーも終わりとなる。思い返せば、2017年11月から7年半近くほぼ毎号書き続けてきたことを思うと少し寂しく思う。
当時の編集長からは何を書いてもいいと言われたものの、いざ執筆となると、何を書こうか考えてしまう。すぐに題材が浮かべば良いが、ギリギリまで何も頭に浮かぶことがない時は時間との闘いでもあった。また、コラムが読者のみなさんにどのように受け止められているだろうかと気になるところだが、気にしだしたら仕方がないので、プロではないからと割り切りながら書きたいことを書いてきた。
振り返ると、コロナ禍ではいろいろと思うことがあり、取り上げるテーマが似通ったものとなった時期もあったし、政治に対する「ぼやき」が多かったのではないかとも思う。私の認識の反映とは言え、440字の執筆を通じて伝える力を鍛えていただいたのではなかろうか。長い間お付き合いいただいた読者のみなさんに心から感謝を申し上げ、筆を置きたい。(F)
京都自治労連 第2020号(2025年3月5日発行)より