機関紙 - 第7回 タッちゃんが訪ねるふるさと再生 〜住民交流の場、夏祭り成功に奮闘 大山崎町職青年部〜
大山崎町円明寺地域には、各種住民団体で実行委員会をつくり、地域交流・まちづくりに大きな役割を果たしている「円明寺夏祭り」がある。この夏祭りに大山崎町職青年部は、毎年、金魚すくいの出店を出し、まつり成功に大きく貢献している。祭り会場に青年部を訪ねた。
8月29日に行われた「円明寺夏祭り」会場の西法寺公園に足を踏み入れ驚いた。超満員だ。浴衣を着た子どもづれの親子など、子育て世代の参加者が多い。会場中央には提灯で飾られた盆踊りのやぐらがあり、どこか懐かしい雰囲気。たこ焼きや焼きそば、カキ氷などの出店がたくさん並びどの店も行列が出来ている。中央ステージでは、子どもたちの元気なダンスや太鼓などが次々と披露されている。祭りの会場からは、お客さんではなく「自分たちの祭り」として参加者みんなが楽しんでいる熱気が伝わってきた。
大山崎町職青年部の金魚すくいの出店は大盛況、順番を待つ子どもたちの列ができ、青年部のみんなは大忙しで動き回っている。この日、青年部が用意した金魚は1千匹。一時間ほどで無くなってしまった。
青年部役員の浅田さんは大山崎出身。浅田さんによると「夏祭りは子どもの頃からあり、子どもにとっては夏休み最後の楽しみ。大人になって大山崎を出ても、祭りには帰ってくる人も多く、子ども連れのちょっとした同窓会の場になっている。こうした祭りの成功に青年部として貢献しようと毎年参加してる」という。青年部長の松尾さんは、「参加者の多さにはじめは驚いた。手作りの祭りで、みんなの出番がありとても楽しい。参加した青年部員もやりがいを感じている」という。
今後にどう活かすのかの問いかけに、「もともと大山崎町職は、保育士が多く、地域に根ざして活動をしている。生まれたつながりを活かして、地域のみなさんと新たな取組みができれば」と松尾さんと浅田さん。「地域住民のみなさんと交流できるのも、組合の魅力。青年の組合加入をさらにすすめたい」と今後の抱負を語ってくれる青年に、頼もしさを感じた。
京都自治労連 第1759号(2011年9月5日発行)より