機関紙 - 城陽市職労青年部結成へ 〜「今しかない!!」大切な居場所へ、一歩一歩力を合わせて〜
おきなわプロジェクト以降、青年同士の大きなつながりが広がっています。こうした中で、新たに「青年部をつくろう」と城陽市職労の青年たちが元気です。1月15日には待ちに待った青年部結成総会を開くことが決まっています。
「青年部をつくって仲間を増やしていこう」と期待に膨らむ城陽市職労。その中心で頑張っておられるDさんを訪ねました。
組合へ入って良かった
Dさんは城陽市に就職して1年半。組合に入ったのは約1年前。「何をしているのかよくわからなかったから」といいます。しかし、「就職した時から給料が5%カットされていて、それに不満をもっていた」ことから、「なんとかしたいと思ったし、それなら自分でやっていこうと思った」と組合加入の理由を話します。「5%カットの事など、今までは『なんで?』と思っていた事が知れるし、教えてもらえるようになった。やっぱり結果だけじゃなくそこまでの過程、詳細がわかるようになったことは大きいですね」と前後の変化を語ります。
待ち遠しい青年部結成
城陽市職労では長い期間、青年部の活動休止状態が続いていました。しかし、青年部結成に向けて、青年たちが月1回の集まりを続けています。その中心にDさんの姿があります。「今は活動方針を皆で決めたりと楽しいですよ」とDさん。特に重点をおきたいことに、「現在給料表のラインが2つある状態で、そのことで青年のなかでも生涯賃金が大きく変わる。これは絶対におかしい。だから青年部として要求していきたい」と力を込めます。「青年部では和気あいあいというイメージを大切にしていきたい。自発的な学習もしていけるかな」と抱負も忘れません。
昨年のおきプロもひとつの良いきっかけになっていると言い、「人生観が変わる取り組みでした。ああいう場に行くと青年部の楽しさを知れますね。平和学習でも、まず個人旅行では行かない場所でしたから貴重な体験でした」と振り返ります。10月末には京都自治労連青年部定期大会にも参加。「同世代の人たちと話せる良い機会。それが青年部の良さだと思うし、情報交換もできる。色んな意見、考え方が集まった方がより力にもなるでしょうから」と刺激を受けています。
仲間たちと楽しく仲良く
今年度は京都自治労連青年部の常任委員も引き受けているDさん。「声をかけられて断る理由もなかったし、どんなところかを知っていくためにも」とあっさりと引き受けたそうです。今年は5月のNPT再検討会議にも参加を予定。「常任委員会に行ってそういうものがあることを知りました。すぐに手を挙げましたね。国連にはぜひ行きたい」との前向きさは署名行動にも表れています。「みんなで力を合わせて取り組めば京都の目標65、000筆は可能だと思います」との言葉に力がみなぎります。
「あまり物事を詰めて考えないんです」と言いながらも、「自分を追い込むことが多いストイックなタイプかな」と自己分析。「青年部活動を通じて組合に入ってもらいたい。人数を増やしていきたいです。そして城陽のみんなで楽しく仲良く盛り上げていきたい」と話すDさん。頼もしく、そして新しい大きな力が青年部を加速させます。
京都自治労連 第1719号(2010年1月5日発行)より