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機関紙 - 市民生活破壊京プラン 社会福祉 4年間で250億円削減 自治体の役割を変質

市民生活破壊京プラン 社会福祉 4年間で250億円削減 自治体の役割を変質

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組合活動
 2012/9/28 17:50

 京都市の門川市長が、市民生活の全分野での破壊攻撃をすすめようとする「京プラン」の問題点を出し合い、運動の交流をしようと「京プランに異議あり!暮らしを守る市民集会」が9月13日に開催され、220人の市民が参加しました。

明らかになった「京プラン」のねらい

 集会のあいさつに立った京都市職労の小林竜雄委員長は、「京プランは、自治体を企業に見立てた新自由主義に基づく行革プラン。住民の暮らし守る、自治体の役割がはるかかなたに追いやられている」「市民が限られたパイを奪い合う分断攻撃を仕掛けている。だからこそ共同したたたかいが重要だ。暮らし守る運動を全力で進める」と決意を述べました。

 つづいて、「京プラン」とは何かについて京都市職労の日比野書記長が報告。日比野書記長は、「『京プラン』は、09年から10年に行われた『京都市財政有識者会議』の『財政改革に関する提言』を全面的に反映させたもので、?社会福祉、?歳入確保の手法、?人件費削減、?公共投資の4つの分野での見直しの提言だ」と説明。「その手法は、『まず削減ありき』で新たな施策を始めるには既存の施策の削減とセットでしか考えない。その結果、市民の新たな福祉要求に対して、既存の施策を競合させ、市民の中に分断を持ち込むものだ」と特徴付けました。

 また、具体的な社会福祉関係費の見直し計画では、4年間で250億円もの削減を強行するもので、「市民生活破壊プランだ」と厳しく批判し、それぞれの分野でたたかうとともに、共同したたたかいの重要性を強調し、京都市職労がその先頭に立つ決意を述べました。

共同のたたかいを広げよう

 各分野からの発言では、「保護者にまともな説明も無いまま公立保育園が民営化されようとしており許せない」「学童保育は子どもたちにとってかけがえのない居場所。予算が削減されれば、指導員の待遇がさらに悪化し、退職者が増え子どもたちにとって魅力がない所になる」「京プランはすでに始まっている。?命よりも金?の市政のもとで、市民に耐え難い痛みとともに、一方で職員の働きがいや誇りを傷つけているのではないか」「子ども医療費無料化で独自の上乗せをしていないのは、京都市だけ。無料化拡充の願い届けて前進させたい」などの発言が相次ぎ、門川市政に対する市民からの告発で「京プラン」の問題点がより一層明らかとなり、共同してたたかう決意を固めあいました。


京都自治労連 第1784号(2012年9月20日発行)より

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