機関紙 - まちづくりの思いを共有し合う原動力に「チーム京丹波」 〜京丹波町職が第2回職場リレー講座〜
「みんなで、みんなの仕事を分かりあおう」――10月17日、京丹波町職は昨年に引き続いて第2回目となる職場リレー講座を開催。お互いの仕事の現状や課題を知り、チームワークある職場づくり、まちづくりの原動力にしようと決意を固め合いました。寺尾町長が来賓として参加、講評を行いました。
開会あいさつで藤井委員長は、「各課題の要求実現に向け、組合員の団結と元気が不可欠。みんなの力を集めて活動に取り組んでいこう」と呼びかけました。続いて、来賓の寺尾町長が「お互いの仕事を知り、分かりあうことは大切。町民から納得、信頼してもらえる仕事をしよう」とあいさつしました。
第1講座は教育委員会の職場からHさん、Yさん、Mさん、Gさんが、中学生の国際交流事業を紹介。町立中学とニュージーランドの中学・高校との相互交流、国際理解の推進や幅広い国際感覚を身につけた人材育成を図ることを目的に、今年で17年目を迎えたと報告されました。派遣事業では、6人の中学生がホームステイを経験し、受入事業では6人の生徒と2人の引率者が京丹波町にホームステイしたと、写真を交えながら報告しました。
派遣生としてホームステイを経験し、今回引率として同行したGさんは、「以前受け入れた生徒に会うこともでき、とても濃い時間になった」と話しました。
第2講座は京都地方税機構中部事務所に派遣されている、Iさん、Aさんが仕事の進め方や職場状況などを報告。税機構の概要、地方事務所について説明し、仕事の流れについて、財産調査、差押え、換価のくり返しの中で、しっかりと勉強をして法に基づいた仕事をしていることを住民の方に理解してもらうことが必要としました。
第3講座は保健福祉課のUさんが、介護保険に係わって、高齢者の保健福祉の現状と今後の課題について報告。住み慣れた地域で尊厳をもって生きられるようにと、平成12年に介護保険法が施行された背景から、民間開放を機に、家庭、地域力の崩壊と介護保険料の高騰が始まったと強調。
相談者の思いを紐解くことなど、地域包括ケアの支え合う力、これから行政が取り組むべき課題が明らかされました。
3つの講座終了後に寺尾町長がそれぞれ講評し、最後に田中副委員長が「日常業務の中で職員、組合員が京丹波のまちづくりを共有できる場がリレー講座。よりよいまちづくりに向けて頑張っていこう」と呼びかけ閉会しました。
京都自治労連 第1787号(2012年11月5日発行)より