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機関紙 - 働いても働いても明日が見えない 成長できる機会がほしい 嘱託職員の待遇改善へ立ちあがった 〜宇治市環境嘱託職員労働組合を結成〜

働いても働いても明日が見えない 成長できる機会がほしい 嘱託職員の待遇改善へ立ちあがった 〜宇治市環境嘱託職員労働組合を結成〜

カテゴリ : 
組合活動
 2013/1/7 11:20

 11月18日、熱い思いと固い絆で結ばれた宇治市環境政策室の嘱託職員労働組合が、嘱託職員18人全員参加で結成されました。結成総会での緒方賢治執行委員長の「みんなで組合を立ち上げ、要求を申し入れ、協力して盛り上げたい」との決意に満ちた挨拶は、18人の思いが凝縮された感動的なもので、大きな拍手と歓声が沸き起こりました。

 総会後、さっそく当局に組合結成通知書と「一年契約雇用を廃止し、正規職員雇用を望む」等の要求書が提出され、嘱託職員労働組合の活動がスタートしました。

 12月の年末交渉では、全組合員の奮闘で賃金面で一定の要求の前進回答を引き出しました。「やっぱり組合をつくって良かった」と確信が広がっています。
 四役のみなさんにお話を伺いました。

何年働いても手取りは16万円

佐久:僕たち嘱託職員の中にも若くして結婚しているものもいるが働いても働いても生活はよくならない。給料は20万円ですが手取りは16万円ほど。何年働いても同じで一番長い人で17年。それでも、16万円。一人で生活するためには大丈夫かもしれないが安定しない。これでは、展望が持てない。

米倉:僕には子どもが一人いる。就職活動をしているが仕事はなかなかない。みんな「ここに居たんではダメや、どこかで正社員になれよ」というが、探してもないんですよ。

石田:僕はここを一度やめて就職したが、その会社が倒産。ハローワークにも行き、毎日探したが仕事が本当にない。募集していても非正規がほとんどで、ここよりも条件は悪く、また戻ってきてしまった。

結婚もできない雇用の安定必要

緒方:僕には結婚を約束して待たせている人がいる。定職につかないと結婚もできない。もう30歳…待たせている人も同じ年。親父からも「どうするんや」と言われる。今のままでは養っていけない。

米倉:雇用の安定をみんなが望んでいる。一年契約で働いているので、いつ首が切られるか不安。雇用の安定が必要。10年、20年と雇用が安定すれば、生活設計も立てられるようになる。

緒方:宇治市職労の人や先輩が心配してくれて、「ここにいるんやったら労働組合を立ち上げたら」という話をしてもらい、ほんならやろかと。副委員長や書記長、書記次長などの役を仲間が引き受けてくれたので、僕が委員長をやると決意した。みんなのサポートで、何とか形に持っていけた。

分かったことがある団結こそが力だ

佐久:組合のことはこれまで全然知らなかった。ほんまに無知やった。一つだけ分かったことは、団結しないといけないこと。一人ではいくら言っても変えられない。18人全員がやろうとなったら力は無限になる。

山村:僕らの団結は強い。?やろう”となればみんなすごく動く。みんな若くて将来があるからなおさらや。

緒方:みんな宇治で育ったし、市民の役に立つ仕事がしたい。環境にかかわる仕事はこれから必要や。

石田:夏の災害の時も、嘱託職員の仲間はほんまに頑張った。

佐久:他の市町村で嘱託職員の組合がもっと結成されたら心強い。

緒方:草の根の活動が大切。これから伸びていく人材に対して、成長できる機会や場所がほしい。2013年を、みんなで頑張って、より希望が大きくなる年にしたい。


京都自治労連 第1791号(2013年1月5日発行)より

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