機関紙 - がんちゃんがゆく 年数珠つなぎ 第20回
昨年3月から始まった青年数珠つなぎは、今回で20回目の大台に。登場してくれたのは就職4年目、京都府丹後土木事務所の道路計画室に勤務するIさん。
現在1児のパパ。「毎日一緒にお風呂に入るのが楽しみ。家に帰って子どもの顔を見ると癒される」と顔がほころぶIさんに、私も顔がほころびました。
〜"まちづくり"に繋がる道 必ずやり遂げたい〜 京都府職労:Iさん
日本に一人?の珍しい名前
何よりまず気になってしまったのはIさんの名前。初めて見かける名前に、「『現』と書いて『あきつ』と読むんです」と言われびっくり。「日本人に一人という自信がありますよ(笑)」。
道路計画室での仕事について、「ざっくり言うと道路を作っています」と話すIさん。あまりにざっくりした返答に二人とも思わず爆笑です。細かく聞くと、通学路での看板設置や道路の線の引き直しなど安全対策を担当。また、側溝工事や狭い道の拡張工事、バイパス開通工事も担当しています。
「『道がきれいになった』『便利になった』と言われると嬉しいですね」とIさん。やりがいについて、「道をつくる、橋をかける、トンネルを掘るなど、自分が担当した事が『形』になっていく、?まちづくり”に繋がっていくという点は楽しい。完成した箇所を通るのも楽しみです」と笑顔に。
色んな企画づくりに挑戦
「就職したらみんな組合に入るもんやと思っていた」と組合には就職してすぐに加入。今年3月には府職労宮津支部の書記長に就任。「なかなか活動が出来ていなくて申し訳ないんですが…」と言いますが、頼りになる先輩たちに囲まれながら現在奮闘中です。
支部では昨年、天橋立ワインの直営レストランでの新採歓迎会や、宮津湾を船でまわるクルーズ体験など実施しました。「まだまだ勉強中ですが、もうちょっと役員らしく頑張りたいなと思います。昨年実施した取り組みは先輩たちが企画してくれたものに意見を出していた程度だったので、そういう企画づくりを一からやれば面白いと思うし、もっと色んな企画にも挑戦したいですね」。
これからの抱負をひとこと。「バイパス工事が今年度完成の目標になっていて、あとは僕自身の頑張り次第という状況です。自分が担当したバイパスに車が通る瞬間を見届けたい、やり遂げたいという気持ちを強く持っています」と力強い言葉が返ってきました。
ちなみに職場の忘年会などではIさんをはじめ若手職員が芸人顔負けの出し物をしているそうです。Iさんのお茶目な一面を垣間みながら、また会える日を楽しみに宮津をあとにしました。
京都自治労連 第1800号(2013年5月20日発行)より