機関紙 - 住民のため、地域のために自治体労働者として誇りを持った仕事を 〜自治体に働く青年のつどいin岩手〜
東日本大震災から2年。「被災地を忘れないで」という被災地の声、「被災地の現実、今を知りたい」という全国からの声――。5月25日、26日、自治体に働く青年のつどいin岩手が開催され、全国から20地方組織123人、京都から4単組7人が参加しました。
つどいは、大船渡市内フィールドワークや、大船渡市職、岩手自治労連からの講演、複数に分かれてのグループ討論などが行われ、復興の状況を目の当たりにし、学び、語り合う中で、住民生活を支える自治体職員のあるべき姿と、自治体の果たすべき役割とは何なのか、今一度考える機会となりました。
今回初めて被災地を訪れたという青年の感想を紹介します。
生々しく残る震災の傷跡に絶句
府職労連 Aさん
2年2か月が経っても沿岸部はまだ震災の傷跡が生々しく残っていたのが印象に残りました。震災直後の様子はテレビなどでしか見たことがありませんでしたが、今回現地を見て、以前映像で見た光景が目の前にあるということに感慨深い思いでした。
自治体労働者の支援が間接的にも被災者支援につながっているということを聞き、被災県の自治体職員の皆さんは、まさに民主的自治体労働者の鏡のような職務を全うされていたと思います。自分が同じ状況に陥った時、同じような事ができるか不安になりましたが、自治体労働者の誇りを持って仕事をしていきたいと思いました。
力をあわせ一日も早い復興を
城陽市職労 Nさん
テレビや新聞で流されている情報を見ているだけでしたが、実際に現地に行き、震災直後の生々しい話を聞かせていただきました。現地を自分の目で見て、聞くなかで感じることが多々あり、貴重な経験をさせてもらいました。
私たちができることをみんなで協力し、力を合わせていくことが大切であり、一日も早く復興することを願い、京都でこの経験を様々な人に話し、伝えていきたいです。
自治労連を大きくして日本を元気に
京都市職労 Oさん
ニュースや新聞では伝わらない、伝えられていない事を、現地で直接見て、直接聞くことで感じることができました。被災地の青年の言葉は心に響き、災害当時の様子や復興に向けた業務の中での問題点など「住民の福祉」を担う自治体労働者の役割をあらためて考えるきっかけになりました。
民主的自治体労働者の精神を持って働くことの重要性を強く感じました。自治労連が強く大きくなってこそ、日本は元気になる!
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より