機関紙 - ふるさと再生運動の継続・発展へ 働き続けられる職場づくりへ 〜誇りあるまちを住民とともにつくろう 第174回中央委員会〜
京都自治労連は5月28日、10春闘・知事選をふりかえり、人勧前闘争、組織強化拡大など夏季闘争方針を確立する第174回中央委員会を開催。夏季闘争勝利、前進に向けた方針議論を深め合いました。
ふるさと再生運動呼びかけ人の田中康夫さんが「ふるさと再生運動をすすめるために」と題して講演しました。
住み続けられるまち、選ばれる地域へ
開会挨拶で山村委員長は、「府知事選でのふるさと再生運動を通じて、地域を守る住民運動が広がっている。これに応える自治体が必要だ」と強調、普天間問題では、「住民の命や健康を脅かす地方自治の問題でもある」と指摘しました。「京都すべての自治体に自治労連の旗を掲げよう」と組織強化拡大へ強い決意を示しました。
学習会で田中康夫さんは「人が住んでいる場所が『ふるさと』。その『ふるさと』を住み続けられる、選ばれる地域にしていくことが『ふるさと再生運動』。『見えるまちづくり』と『見えないまちづくり』を心にとめてほしい」と強調し、「府知事選では『ふるさと再生』だからこそ一致できた、共同が広がった」としました。そして「この運動は憲法25条を実践する活動。運動をすすめるには住民や地場企業などとの連携、結びつきをつくる点から自治体労働者の役割は非常に大きい」と期待を述べました。
組織拡大、職場改善、運動の確信ひろがる
田村書記長が夏季闘争方針案を、高松書記次長が尾副委員長の離籍専従役員選出案と京都総評会費改定に伴う京都自治労連組合費の改定について討議資料を示して議案提案しました。
執行部提案を受けての討論では8単組10人が発言。知事選、組織拡大(府職)、非正規、町長選挙(大山崎)、地方税機構、組織拡大(宇治)、知事選・ふるさと再生、反核平和、夏季闘争強化(舞鶴)、知事選・ふるさと再生、合併検証、住民アンケート(福知山)、非正規、青年部(城陽)、NPTに参加して、京都市政と市民生活、公契約、普天間問題(京都市)、全員学習(精華)、など活発な発言が相次ぎました。
活発な討論をふまえ、満場一致で執行部提案の全議案を採決、夏季闘争勝利、組織強化拡大の前進に、決意を固め合いました。
京都自治労連 第1729号(2010年6月5日発行)より