機関紙 - 住民の幸せを築く自治体づくりと 誇りをもって働ける職場づくりを 地域・職場要求を総結集しよう
田村治子書記長に定期大会の意義を聞く
京都自治労連第78回定期大会が、7月22日に開催されます。田村書記長に、定期大会の意義について語っていただきました。
参議院選挙は、地方自治・住民自治を守る大切な選挙
6月16日、第174通常国会が閉会しました。参議院選挙は6月24日公示、7月11日投票でおこなわれます。昨年の夏の総選挙で政権交代が実現、「変わるのでは?」と期待する人も多かったのですが、普天間問題や「政治とカネ」問題、後期高齢者医療制度廃止の先送り、抜け穴だらけの労働者派遣法「改正」など国民の期待を裏切った結果、鳩山首相は辞任に追い込まれました。
財界やアメリカ依存では国民生活を守れないことは明らかです。政権交代も、鳩山辞任も、実現させたのは国民の力です。「動けば変えられる」ということに確信を持って、ほんとうに国民の幸せを守る政治へと変えるために行動することが大切と思います。地方自治に関して民主党政権は「地域主権」という名で、保育所や福祉施設の基準など国の責任を捨て都道府県に丸投げ、権限移譲や道州制も進めようとしています。また沖縄の基地「移設」問題は、地方自治の問題でもあります。
参議院選挙は、地方自治を守り、住民生活を守る政治へ変えるための重要な選挙となります。組合員のみなさんの奮闘を呼びかけます。
京都自治労連
第78回定期大会
【大会日時】
とき:7月22日(木)午前9時〜
ところ:ラボール京都ホール
貧困はますます深刻に
「自由な競争市場にまかせておけば、一部の強いものが勝って、強いものに集中した富のオコボレが下に行きわたって、みんながしあわせになれる」という理論で、「構造改革」の政治が行われ、その結果、貧困と格差が拡大、集中した富は労働者・国民には回ってきません。派遣切りなどで労働者を犠牲にして、儲けは内部留保や株主配当に回している、そんな企業の社会的責任を果たさせる取り組みも重要です。
貧困の広がり、子どもの貧困が大きな問題になっています。住民生活が大変な時、自治体労働者が何もしないで黙っていてはいけません。
自治体労働者は住民と地方自治の架け橋になろう
国の「構造改革」路線の中、ともすれば悪政の手先にされ、住民との間に矛盾が広がる事態もおきています。「地域主権改革」から、住民生活と地方自治を守り、「住民のために良い仕事がしたい」という要求を実現し、自治体労働者としての誇りが持てる職場づくりをめざすことが大切。そのためにも、地域へ出て地域住民とともに考え、行動しましょう。
この大会では、住民の幸せを築く自治体づくりと、誇りをもって働ける職場づくりをめざす方針を発展させたいと思います。
組織拡大と強化は重要な課題
労働協約締結権回復が現実のものになってきます。今までとはちがう活動が求められます。職場の実態をつかみ論議し、要求・交渉をする組合の闘争の力を強めることが重要です。組織拡大3ヶ年計画を進める中で「拡大が中心課題」が定着してきました。拡大の運動をさらにすすめることが重要です。また、「沖プロ」や「NPT再検討会議」でのとりくみの前進を生かし、組合活動を次の世代につなぐことも大きな課題です。この大会では、それぞれの単組の組織拡大強化の工夫や取り組みを出し合い交流しましょう。そして、職場要求と運動で多数派を形成する意思統一をはかりましょう。
今年もやります
祇園祭9条うちわ宣伝
と き 7月14日(水)午後6時
ところ 四条烏丸
京都自治労連 第1730号(2010年6月20日発行)より