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機関紙 - 原水禁世界大会に全単組から代表派遣を 日本政府に役割発揮を求めよう NPT会議からさらに前進を 〜広島大会 8月4日〜6日

原水禁世界大会に全単組から代表派遣を 日本政府に役割発揮を求めよう NPT会議からさらに前進を 〜広島大会 8月4日〜6日

カテゴリ : 
組合活動
 2010/7/27 9:30

 広島・長崎の被爆から65周年をむかえる今年の原水爆禁止世界大会は、NPT再検討会議の成果の上に立って、世界の核兵器廃絶・平和運動が今後の運動のあり方を議論する場として注目を集めています。
 京都自治労連は、全ての単組から世界大会に代表を派遣しようと呼びかけています。

核兵器廃絶へ具体的な取り組みを

 5月にニューヨークで開催されたNPT再検討会議では、核兵器廃絶の流れはもはや押しとどめる事が出来ない大きな流れであることを力強く示しました。会議では、核兵器のない世界の達成のために「必要な枠組みを確立する」「特別な取り組み」が確認され、核兵器保有国にいっそうの努力を求めました。



 次に必要なことは、「核兵器のない世界」を実現するための具体的行動です。NPT再検討会議では、多くの非核保有国が核兵器廃絶のための国際交渉を要求し、パン・ギムン国連事務総長も「核兵器禁止・廃絶条約」を提案しました。日本の核兵器廃絶運動が、求めてきた核兵器廃絶条約の交渉開始と条約締結が世界の共通認識になったのです。

 しかし、NPT再検討会議では、アメリカをはじめとする一部の核保有国の反対で、期限を区切った核廃絶のロードマップづくりなどは実現しませんでした。
 次のステップへ到達するためには、核保有国に決断を迫るためのさらに大きな国際的な行動が求められています。

 再検討会議では、2014年に各国が取り組みの進展を報告し、2015年の次回NPT会議で具体的対策を打ち出すことになっています。まさに、これからの1年1年は、「核兵器のない世界」実現への具体的取り組みが問われているのです。

世界を動かす草の根運動職場・地域からさらに大きく

 ここまで核兵器廃絶へ具体的に歩みを進めてきた大きな原動力が、日本の核兵器廃絶運動です。NPT再検討会議の議長を務めたフィリピンのカバクチュラン国連大使は、原水爆禁止世界大会へのメッセージで、「あなた方の努力がNPT再検討会議の大きな成功を助けた」として「核兵器のない世界に導く、優れた活動を続けて…」と結んでいます。
 NPT再検討会議の到達点に立って、今年の原水禁世界大会はさらに大きな意義があります。すべての単組からの代表派遣を実現し、核兵器廃絶への新たな一歩を踏み出しましょう。


京都自治労連 第1732号(2010年7月20日発行)より

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