機関紙 - 戦争する国づくり許さない!安倍暴走ストップ
戦争法案反対するたたかいが、全国各地で大きく広がり列島を揺るがしています。京都では、参加者で溢れた8月29日の4500人での円山集会、9月13日は4700人の円山集会。府内各地でも相次いで集会が開催されました。
「ものすごい人や」―13日に行われた円山集会は、会場に入れない参加者が外にあふれました。
集会は、国会報告を福山哲郎議員(民主党)、倉林明子議員(日本共産党)が行い、参議院で明らかとなった戦争法案の重大な問題点を報告、廃案に向けて野党が力を合わせて頑張る決意が表明。
感動呼んだ保育士の訴え
各分野からのスピーチには、京都市職労のAさん(保育士)も登場。壇上から、保育士として「安倍政権は許せない、戦争法を絶対阻止する決意」を感動的に訴え、大きな拍手と声援が沸き起こりました。
集会は、参加者全員が「何としても戦争法を阻止するぞ」の決意を固め、京都市役所まで元気よくパレードを行いました。
京都市職労・Aさん(保育士)の発言から
私たちの運動が子どもたちの希望
保育は、子どもの人間らしく自分らしく生きる心を育てることです。
社会の中で子どもたち一人ひとりが十分に愛され、子ども自身が自分のことをかけがえのない存在だと思えること。そして、周りの人もかけがえのない存在だと思えること。そして、生きていくうえで困難にぶつかったとき、自分の頭で考え、自分の想いを言葉で伝え、周りの意見も聞き、より良い方向に導いていくこと。社会をつくるのは自分も含め、一人ひとりの人間なんだとという「自覚」・「主体」をこの世に誕生した0歳のころからしっかり育てることが、私たち保育士の役割・使命だと思います。
それを果たすためには、現場で日々、子どもたちと向き合い保育することはもちろんですが、いま、この瞬間、「私たちは、子どもたちを戦場に送るために子どもたちを育てているのではない!」ということを強く主張しなければなりません。安倍首相のように、自分の意見を通そうと、力で相手を押さえつける人間を育ててはいけない。「戦争」と「保育」は相反するものです。
私たちの運動が社会の、子どもたちの希望です。保育は一人ひとりを大切にすること。世界から戦争をなくすこと。戦争法案、絶対に廃案に挑み続けましょう!
京都自治労連 第1856号(2015年9月20日発行)より