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機関紙 - 学びつながる 青年の成長と変化 各単組に活気と元気

学びつながる 青年の成長と変化 各単組に活気と元気

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組合活動
 2010/8/8 9:50

 討論は、14単組24人が発言。NPTなど平和の取り組みの中で青年が成長、自治体リストラに反対する住民との共同、自治研活動など幅広く力強く、京都自治労連の前進の姿が浮かび上がりました。

住民の暮らしを守り、働きがいある職場を

これ以上の市民・職員犠牲は許さない:宮津市職

 宮津市は06年に、5年で60億の財源が不足と行革大綱で、補助金削減やごみ有料化で市民負担増、職員給与の最大10%カットなど押しつけ。計画は最終年度となるが財政危機は脱したと言いながら市債償還のピークを理由に職員数のスリム化など新たな財政再建計画が。賃金は組合の主張聞き入れず4年間で5回の一方上程。これ以上の市民・職員犠牲を許さないため宮津市職はがんばってふんばる。

組合員が集まりやすいとりくみを工夫:京都市職労

 女性部定期大会では、府知事選を通じて子どもの医療費助成や医師確保などを前進させた活動報告、NPT参加の青年から感動的な報告などあった。人員削減や民営化などの厳しい職場状況の中でも組合でがんばって介護休暇や臨時職員の労働条件改善などを実現させていること、組合員が集まりやすいとりくみの工夫など貴重な発言が相次いだ。これらの経験を広げ、11月には信州への平和を考える旅を企画、いっそうとりくみを発展させる。

「わたり」攻撃への支援を:城陽市職労

 昨夏の城陽市長選での支援に感謝する。確定闘争では遡及阻止や住居手当の加算部分は廃止されたが制度は残すなど成果。労安委員会の定期開催を要求し、前進。嘱託のアンケートやミニ学習などで改善かちとる。1月には本部青年部の援助をうけ、8年ぶりに青年部を再建。内2人の青年がNPTへ参加し、地域の報告集会でも報告。「わたり」攻撃の裁判おこされ、当局の合理化提案がされている。今後の支援をお願いする。

自治体病院の体制充実をめざして:府職労連

 医療部会は地域医療を守り、自治体病院の体制充実をめざしてとりくんできた。今年も8自治体16公立病院へのキャラバンを実施。医師不足は全ての診療科に及んでおり、病院当局や自治体だけでは解決できないことが共通の意見に。国に対して運動していくことが必要だ。看護師も不足している。研修の充実とともに、定員制の緩和、交付税措置の拡充、財政支援など、職場からきっちりと声をあげる組合の活動は欠かせない。

民主町政の継続・発展に頑張る:大山崎町職

 新採4人に説明会や交流会をおこなうが現時点では未加入。引き続きとりくむ。財政厳しく人員削減が進み職員間のコミュニケーションにも課題が。非正規職員への置き換え進むが、処遇改善に力を入れ、賃金UP、嘱託育休9ヶ月への延長など成果。正職の賃金カットも4月に回復させた。秋には町長選。真鍋町長は府営水道問題や公立保育園を守るなど住民目線で奮闘。町職として出馬要請。意思を固め民主町政継続・発展にがんばる決意だ。

人員闘争の教訓青年部への支援を:宇治市職労

 毎年秋期年末、確定と同時に人員闘争に力を入れている。分会では学習を基礎に仕事量と人員が見合っているか点検。職場要求とあわせて当局に要求。10年度は消防含め104人採用。説明会で青年からの訴え、配属後は職場の先輩や青年部ボウリング大会での働きかけで9割が加入。現在1036人中396人が青年。来年度100人の採用が見込まれ大きな力に。青年部活動を強化するため必要な援助をお願いする。

市民の医療要求つかみ変化つくる:舞鶴市職労

 地域医療の再生に関わって、舞鶴では3病院の再編計画が進められている。昨年11月には、医労連などと共に地域医療の実態調査をおこない、市民の医療要求をつかむ努力もしてきた。その結果、行政が住民の声を聞くような変化もつくり出している。今後公立病院改革ガイドラインに対置したとりくみを、たたかいを通じて元気になっている病院労組と共にとりくむ。消防職員の要求実現、団結権獲得のとりくみを強めていく。

単組の枠越えた活動が力に:京丹波町職

 活発に前向きに活動していた前執行部を継承。11月の町長選挙では質問状を提出、回答を組合ニュースに掲載し組合員の判断材料とした。新町長へ要求提出、話は聞くスタンスだが財政厳しい、近隣自治体との兼ね合いなど、なかなか要求通らないが今後も粘り強く活動する。組織拡大は新採6人中5人加入。職場や市町村を越えた横のつながりに共感あった。新入組合員など対象に基礎的な学習会を計画。団結を高め、力強く活動する。

おつ研の確信組織拡大へ決意:向日市職労

 市町村厚生会は、市町村を越えて交流できる組織であり協力・支援を。社保庁解体、国民年金の改悪で理不尽な督促、職員の首切りが起こっている。許されない現状だ。しっかりととりくみ国民と労働者の権利回復を。乙訓自治研の経験は確信へとつながっており、継続してとりくむ。賃金・権利では嘱託職員の処遇改善など前進があった。組織拡大なくして要求前進はない。青年、非正規の組織化に奮闘する決意だ。

住民が主役となったまちづくりをすすめる:福知山市職

 合併から5年、自治が縮減された。組合として情報公開などにとりくみ市民病院建設の汚職事件も明らかに。公共事業市政の転換が必要だが一朝一夕にはいかない。組合員、市民的議論が必要。行財政研究会を立ち上げている。知事選を機に合併検証では3月に市民フォーラムを開催。告発だけでなく地域のことは地域で考え住民が具体的に企画、実践していくまちづくりが重要だ。そのためにも自治研活動の強化を。

モットーは「明るく強く腕組んで」:京丹後市職労

 市当局が進める保育所民営化や給食業務の委託への切りかえ問題に対して、市民のつどいの開催など住民とともに考えるとりくみを進めてきた。職場では人員不足により異常超勤が発生、引き続き人員要求運動を強める。こうした中、保育所で36協定を締結。実効性あるものにすることが重要だ。今年は新採14人が加入し大きな前進。原水禁大会やNPTへ女性青年が参加、大きな力になっている。「明るく強く腕組んで」をモットーにがんばる。

見切り発車で職場は混乱:府職労連

 地方税機構の発足に伴い、こうむ公共一般税機構支部を結成。4月から本格業務開始となったが、調整すべきことが決まっていないなど職場は混乱。京都新聞に「常識はずれ、見切り発車」の見出し。ゆうパックの記事だが状況は全く同じ。本部事務局は月190時間もの超勤、市町村出身の職員は医師の面談もなく過労死の危険も。根本は強行した連合長の山田知事の責任。当局の責任を求め、労働条件改善のとりくみを進める。

現業のとりくみへ積極的参加を:宇治市職労

 宇治の現業のとりくみについて。横浜での全国給食シンポへの参加や全国現業統一行動の一環として一泊学習会、もみじフェスタと銘打った交流会を開催。要求書づくり、提出交渉もおこなった。5月に宇治の子ども祭に参加し、学校の給食残飯を利用した肥料と花を配布。京都自治労連現業評議会では9月4日に福知山で定期大会を開催。現業の組合員が減っている中で各単組も積極的にとりくみ、役員も選出してほしい。

経験・教訓学び組織拡大すすめる:綾部市職労

 綾部市長選の支援に感謝。新市長になって半年。新市長は前市長のような一方的な改悪を行うことはない状況。先般、組合として面談もしてきた。学校給食の自校方式は、前市長時代から守ってきている。ただ欠員補充が正職で出来ていない。近日中に夏季交渉を行い、勤務評価賃金リンク中止、人員確保などを強く求める。新採2人が加入し、歓迎会も行った。公企職場では過半数を確保。他の単組の取り組みに学び、引き続き組織拡大に取り組んでいく。

消防職員の権利拡大へ

自治労連運動への2つの提案:舞鶴市職労

 組織強化への提案、要望したい。一つは次世代育成・運動の継承。学習交流活動を組織をあげて取り組んでほしい。南部・北部の開催で若い役員の積極的参加をはかり、賃金・労働条件と地域再生の2本柱で実施を。二つは執行部と組合員の信頼強化。単組の機関会議や組合員の参加状況を調査、信頼強化のため事例や情報提供、アドバイスを積極的におこなってほしい。

原点に戻って職場要求実現へ:長岡京市職労

 保育所中心の小さな組合だが今年も2人が加入。青年ががんばっている。一方で結成時のメンバーが次々と退職を迎え、次の世代に運動をつなげていくのが課題。今年は組合結成の原点に帰り、全体集会、組合の歴史、職場要求実現、保育内容の勉強に力を入れている。当局は待機児童対策として異年齢保育の計画、お金がないと人がつけられないと言うが民営化計画にはお金を使っている。京都自治労連の援助を得て少しずつ前進していく。

平和問題から社会の矛盾を追及する:京都市職労

 おきプロからNPTに向けておこなった活動について報告する。おきプロの参加目標30人は当初ハードルが高かったが、青年部で各支部をオルグし、ほぼ目標を達成できた。沖縄に行って戦争が続いていることを肌で感じ、仕事を通しても考える視点を持つことにつながった。長崎の原水禁大会では街頭宣伝やシール投票を実施。こうした経験からNPTへ5人の青年を派遣できた。平和の問題を通して社会の矛盾を訴える運動を続けていく。

飛躍する青年部に期待してほしい:府職労連

 青年部を代表して発言する。おきプロを飛躍させる年として横のつながりを大事にした。知事選やNPTを活動の中心に据えたことで役員の自覚や意識が高まり、単組の枠を越えた運動へとつながっている。城陽での青年部再結成は嬉しい限り。模擬交渉など新たなとりくみ、知事選では自治体労働者の視点から真剣に議論、目を向けた。NPTへは16人の青年代表を送り出した。今後も青年部らしい活動を展開、必要な支援を。期待して欲しい。

自治労連共済の内容拡充を:宮津市職

 自治労連共済の推進について。今回目標を達成して表彰も受けた。更にがんばりたい。新入組合員へのセット42型1年プレゼントを最大限活用し、「リスクは全くなし」「タダ」を強調、ライフステージにあわせ、日常的に考えられると訴え、8人中6人が直ちに加入。1年後以降も継続できるようキャンペーンや共済内容の拡充をお願いしたい。

公企評の再開横のつながり生かす:舞鶴市職労

 昨年10月、京都自治労連公営企業評議会を7単組の参加で再開した。再開総会に続き、「水道職員学習交流集会」も開催。今後、職種別の交流を広げ、横のつながりを生かしたとりくみが重要となる。公営企業職員には労働協約権が保障されている。これを活用するには職場の過半数の組合加入が要件であり、36協定や労働協約締結運動では公企職場をモデルとして研究・発展が必要だ。各単組に公企評への参加を呼びかける。

人勧や労働協約締結で共同学習会:亀岡市職

 NPTへ保育士が参加、お世話になり本当に感謝したい。組合員・組織拡大が急務の課題。組合員が減少する中、昨年から「職員連絡会」と共同でとりくみを進め、人勧学習会を共同開催、春闘アンケートや人勧署名への協力要請など働きかけている。今年も労働協約締結権の付与、人勧動向について共同で学習会を実施した。9月に人勧学習会を開催し、共同で年末要求書作成、共同交渉できないかと考えている。協力をお願いする。

産別としての賃金闘争強化、前進を:宇治市職労

 大幅賃上げスローガンなくなって何年たつか。賃金闘争を正面にすえて闘うことに情勢負けしている。参院選での結果みて、今こそ正面に賃金闘争を掲げる決意を持つことが求められる。組合員の生活と権利をどう守っていくか、産別としての賃金闘争のあり方、一体となってどう前進させるかの方針提起、人勧前から確定に向けて大いに闘う意思統一を。50歳代後半層への不当な攻撃をはねのける賃金闘争を大いに進めることが必要だ。

組織拡大、次世代育成へ全力あげる:府職労連

 第3号議案は地域労働運動に責任を持つ立場から賛成。単組と京都自治労連の負担のあり方など引き続き議論を。知事選は門候補の「命の平等、くらしの再生」の訴えが府民に響き、与謝の海病院医師充実、子ども医療費無料化拡充など府政を動かした。生活保護基準以下の賃金なくせの声など、正規・非正規一体のたたかいで処遇改善に成果。幹部職員メール問題について労働組合として真相究明に力を入れる。組織拡大、担い手づくりも重要課題。この課題での前進を築く決意だ。

カウンターを越えて市民とともに運動を展開:京都市職労

 京都市は市立病院独法化、保健所統廃合など構造改革を進め、保育プール制改悪、国保料徴収強化など医療福祉分野で住民生活に追い打ちをかけている。貧困なくし住民のくらしを守る運動は自治体労働者として最重要課題。カウンターを越えて市民と一緒に運動を進め、すそ野を広げて組織強化につなげたい。国保問題と京都駅周辺開発の2つの研究会を立ち上げた。市民と一緒に考え政策提案していきたい。自治体労働者自らの課題として運動を牽引していくことが必要だ。


京都自治労連 第1733号(2010年8月5日発行)より

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