機関紙 - いのち、未来を奪う戦争NO 多彩な行動で女性部のとりくみ広がり元気に
歴史をひもとき平和のまち・人づくりを学ぶ
昨年11月20日、女性部が「平和の街づくり・人づくり・ものづくりの歴史を訪ねて秋の京都平和ウォーク」を開催し、20人の参加がありました。京都市北野界わいの平和、防災、まちづくりなど史実の拠点をめぐりました。
最初は、立命館大学平和ミュージアムの見学で、京都の平和教育などを研究されている早川幸生氏(元立命館大学講師)から戦中戦後の平和行政・教育についてのミニ講演。戦中の京都市動物園の悲劇をつづった紙芝居を紹介しながら、戦争の悲劇を後世に伝えるとりくみが話されました。その後、戦争に巻き込まれていく市民のくらしなどボランティアガイドさんの説明で館内を見学。レトロな「山猫軒」でランチ交流したあと、早川さんの引率で、北野界わいの等持院、平野神社、北野天満宮へ。アジア諸国との交流、明治から昭和初期の地域教育、まちづくりなど多岐にわたるテーマで「平和と人づくり・まちづくり」を考える散策となりました。
母親運動、ママの会〜女性たちが声をあげ、手をつなぐ
女性部は、毎年、平和を考えるツアーや母親連絡会と一緒に府内各地での平和キャラバンや終戦の日などに赤紙宣伝をとりくんでいます。「いのちをうみだす母親はいのちを守り育てることを望みます」と始まった母親運動。最近では「安保関連法案に反対するママの会」など多くの女性・団体との職場、地域での共同が広がっています。石川恵美子女性部長は「南スーダンへのPKO部隊派遣では、嗚咽をこらえる家族の姿があります。でも、今は思いを封じ込めず、平和を求めて声をあげる市民・団体が増えています。平和でないと女性の要求も実現しません。引き続き、憲法を改悪して戦争準備をしようとする危険な動きを学び、知らせ、とりくみを広げたいと思います」と語っています。
17年女性部旗びらき
●日時 1月14日(土)13時15分〜15時30分
●会場 ラボール京都4階
●記念講演
「核兵器は一瞬ではなく、その後の人生を苦しめる」
京都原水爆被災者懇談会 花垣ルミさん
京都自治労連 第1887号(2017年1月5日発行)より