機関紙 - 京 深層水
今月20日からラグビーW杯が日本で開催される。TVドラマでも社会人ラグビーが取り上げられるなど、徐々にではあるが、盛り上がってきているのではなかろうか。
先日、そのW杯日本代表メンバー31人が発表され、そのうち外国人出身者が15人と半数近くを占めた。国籍はなくても、その国に3年継続して住むなどの条件を満たせば代表になれるとのことで、日本国籍を持っていない7人も、その多くが大学までには来日してプレーしているようだ。
そもそもラグビーは「多様性のスポーツ」とも言われ、様々な身体的特徴を生かせる多様なポジションから構成されている。同時に日本代表チームは外国人選手との融合の中で、新たなことを学んだり、新しいものの見方を獲得しながら、本来それぞれが持っていた個性・強さをさらに開花させている。
日本は島国だからこそ、多様性の擁護が求められているのではなかろうか。日韓関係が冷え込む今だからこそ、ラグビーW杯の成功を期待したい。(F)
京都自治労連 第1950号(2019年9月5日発行)より