機関紙 - あいさつ…迎春 もっと声をあげ、力を合わせよう
京都自治労連執行委員長
福島 功
みなさん、あけましておめでとうございます。
米誌「タイム」が昨年「今年の人」に選んだのは、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんでした。2018年8月にたった一人ではじめた毎週金曜日の議会前の座り込み行動をきっかけに、政治家に対して地球温暖化に真剣に向き合うよう訴えるグレタさんの行動が世界中の共感を呼び、今年9月末には185カ国、ここ京都を含め6100カ所以上、計700万人が抗議行動にデモに参加するまでになりました。
気候変動以外でも性被害に遭ったジャーナリスト・伊藤詩織さんの告発に共感し、ともに行動するフラワーデモの広がり。また、大学入試への民間試験導入に対して高校生が声を上げ、導入を延期させたように、今、国民一人ひとりが当事者として、有権者として声を上げ行動することが、世界でも日本でも「普通のこと」になりつつあるのではないでしょうか。
「桜を見る会」など行政の私物化、COP25での化石賞の受賞、改憲や辺野古基地建設への固執など、安倍政権の暴走は、市民と野党が結束してたたかっていますが、とどめるところまでには至っていません。
今年は、幸いにも京都市長選挙が2月2日投票でたたかわれています。地方から悪政を断ち切り、地方自治を輝かせる絶好のチャンスです。実際に政治を変える、そんな年にしたいと思います。そのためにともに、一人ひとりがもっと声を上げるとともに、力を合わせようではありませんか。
京都自治労連 第1958号(2020年1月5日発行)より