機関紙 - 京 深層水
先月18日、公職選挙法違反(買収)容疑で河井克行・案里両国会議員が逮捕された。自民党本部から他候補の10倍にあたる1億5千万円が河井氏側に提供され、昨年夏の参院選前に選挙区の自民党議員など94名に渡したというもので、この1億5千万円のうち1億2千万円は政党助成金が原資とのことだ。
22日放送のラジオ番組で「安倍チルドレン」の元自民党衆議院議員・金子恵美氏が、「私自身も正直、選挙の時にお金を配らなければ、みんな協力してくれないから、みんなやっているんだから配りなさいと言われました」「お金が飛び交っているという事実は、今現在も残っている」と発言したことに驚いた。
選挙での買収が自民党本部からの指示で今も広く行われ、しかも、その原資に私たち国民の血税である政党助成金が使われている。政党助成金は金権選挙をなくすためのものではなかったのか。自民党・安倍首相の関与も含め膿を出し切ってもらわないと怒りが収まらない。(F)
京都自治労連 第1964号(2020年7月5日発行)より