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機関紙 - 病院 地域医療を支える理学療法士の誇りとやりがい…回復していく患者さんの笑顔がうれしい スタッフ皆の連携を大切にしたい

病院 地域医療を支える理学療法士の誇りとやりがい…回復していく患者さんの笑顔がうれしい スタッフ皆の連携を大切にしたい

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組合活動
 2021/4/7 15:50

独立行政法人京都市立病院は、診療科数30以上、病床数500以上あり、公立病院として地域医療を担う大きな役割を果たしています。この病院は常勤医師150人以上をはじめ、看護師や検査・レントゲン技師、医療事務などの専門スタッフが1000人近く働いています。

今回紹介するAさんもそのひとり。理学療法士としてこの病院で8年目を迎えます。

術後ケアが大きく見直されている

最初に、理学療法士の仕事とは?とAさんに聞くと、「病気やケガで負った身体の障害を、リハビリやトレーニングを行って改善するマネージメントを行うことです」と簡潔に答えます。しかし具体的な話を聞いていくとその仕事は、腕や足などの筋骨だけでなく、内臓や神経など身体のありとあらゆるところに及びます。「例えば骨折して、手術で骨はつながりますが、ほとんどは動かなくなります。それを様々な手段で元通り動くようにすることが私たちの仕事です」。Aさんは、患者さんひとりひとりの病気、手術や投薬などの治療状況を確認し、リハビリやトレーニング計画を立てていきます。「治療の方法は、ケガや病気の程度や手術の方法・内容によって異なり、ひとつとして同じものはありません」と話します。

近年では、内部疾患のリハビリも重要になってきており、心筋梗塞などで負った身体の障害のケアも多く行っています。「心臓だけでなく呼吸のリハビリもあります」とAさん。肺炎などで呼吸が苦しく、普通の生活に支障が出ている患者さんのケアも担当しています。専用の機器と専門知識が必要で、医師、看護師、検査技師など多くのスタッフが関わっての治療となり院内での連携が重要です。「手術などで病気の部位自体は治っても、その後の普通の生活を取り戻すリハビリなどのケアが重要になってきています」と、自分の仕事をあらためて確認していくように語ってくれました。

がん患者へのサポートも重要仕事のひとつ

「内部疾患の話をしましたががんもそのひとつです」と切り出したAさん。がん治療は、予防から手術で根治できる段階、放射線治療や化学療法などを行う段階、緩和ケアの4段階に分かれ、どの段階でも理学療法士が関わっています。術前術後のリハビリや、根治が難しく末期のがん患者のリハビリも行っています。「最後まで自分で歩きたい、自分でトイレに行きたいと願う患者さんに対して、身体機能や生活動作のリハビリを行っていきます。強い痛み止めの薬を使っていたりしますから、こちら側も神経を使います」と話してくれました。

地域医療を支える病院で長く働き続けたい

Aさんは山梨県の出身。高校時代に大きなケガをして病院にお世話になった経験から、医療系の大学に進学し理学療法士になりました。卒業後は山梨の公立病院に勤務します。「公立病院に勤めたのは、正直言いますと『雇用の安定』ですね」とAさん。理学療法士の仕事は、資格を取ってからの経験の蓄積が重要なことと考えています。「先に話した内部疾患やがん患者へのケアは、更なる資格取得と研修などが必要ですし専門知識が重要になってきます」と話します。京都市立病院に移って8年目になるAさんは、毎日10人から15人の患者を担当していますが、「もっと患者に寄り添った仕事がしたい」といいます。コロナ禍では、感染予防対策としてスタッフの出勤が抑制され、患者さんに十分なケアが難しくなっています。「病院のすべてのスタッフとのスムーズな連携が必要だと考えていますが、みんな忙しくそのためのミーティングもなかなか取れないのが現状です。みんな忙しいですね。様々な分野のスタッフが足りない」とAさんの言葉からは、同じ職場で働く仲間の心配と、一緒にがんばっていきたい思いがあふれていました。


京都自治労連 第1973号(2021年4月5日発行)より

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