機関紙 - 看護師、保育士、学童指導員…大幅増員と処遇改善を
コロナで明らかになったのが、医療、保育、学童保育などのソーシャルワーカーの人員不足と過酷な労働実態です。国際的に見ても、日本の劣悪さが際立っています。ところが政府は、抜本的な対策を行おうとはしていません。全国、京都で怒りの声が広がっています。
子ども予算倍増
保育士増やせ
11月22日・23日に東京で行われた「11・22政府・国会要請行動」と、「すべての子どもによりよい保育を!11・23大集会」に京都からも保育士が参加しました。
22日の要請行動では、子ども予算の倍増と保育士の増員などを求めた保育署名をもって国会議員を訪ね、京都の保育現場の現状と改善を訴えました。
23日の日比谷野外音楽堂での大集会には、全国から約2000人が集まり、集会後のパレードでは「子どもたちにもう1人保育士を!」と元気にアピールしました。
よりよい学童保育へ
「大規模化」でなく適正規模を
11月4日・5日、第58回全国学童保育研究集会が東京で開催され、オンライン含めて4000人を超える指導員や保護者が参加しました。主催者を代表してあいさつを行った全国学童保育連絡協議会会長の戸塚丈夫さんは「大規模化した学童保育での生活が、子どもたちに深刻な影響を与えている。適正規模を守りながら、学童保育の数を増やすことが必要。そのためにも、指導員と保護者が力を合わせ、よりよい学童をつくろう」と呼びかけました。
看護師の大幅増員と処遇改善を
11月25日、看護師の大幅増員と処遇改善を訴える「2023秋のナースウェーブ京都」が四条河原町交差点で行われ、医療や介護現場の実態を訴え、「看護師の大幅増員を求める署名」に取り組みました。府職労連医大支部や京都市職労病院支部からも看護師の仲間が参加。ビールケースの演台の上に立って深刻な人員不足の職場や退職者が後を絶たない実態を訴えるとともに、まともな対策を打たない政府を厳しく批判しました。
京都自治労連 第2005号(2023年12月5日発行)より