機関紙 - 京深層水
先月末に国会が始まった。自民党の政治資金パーティーを使った裏金問題で、派閥の会計責任者が起訴され、唯一、池田佳隆議員が逮捕されたものの他の政治家は共謀がなかったとして立件されなかった。
しかし、裏金がどれだけ集められ、何に使われたのか、誰の指示で会計責任者が動いたのかなど、全く解明されておらず、刑事責任だけでなく、政治的責任も追及される必要があるのではないだろうか。国民の怒りは収まっていない、今後の国会審議に期待したい。
国政だけでなく地方政治でも同様の問題が浮かび上がった。ミネラルウォーター1本で1万円のパーティーをした方、架空パーティーをした方、キャッシュバックを収支報告書に記載しているから問題ないと開き直る方が京都市長選挙に立候補されたが、政治家としての資格が問われる。
一方、お金で政治が歪められてはならない、そう言って告発してきた福山和人さん。京都からクリーンな政治実現を、市民の選択が求められている。(F)
京都自治労連 第2007号(2024年2月5日発行)より