機関紙 - 討論 激動の時代だからこそみんなで学び行動しよう・北からも南からも仲間ふやし前へ前へ各単組に活気と元気
住民のくらしを守り働きがいある職場を
非正規職員の組織化で均等待遇実現へ
要求でたたかい、組織拡大で前進:城陽市職労
市職労定期大会を開催し、新たな方針を決定。4月から賃金カットされたが、運動の成果として1、2級の若年層はカット率を減少させた。計画年休実施による取得増や800時間超える異常超勤解消の回答、夏休削減提案も年末交渉へと先送りさせた。今年、昨年の採用者3人の組合加入勝ち取った。引き続き本庁での加入につなげたい。女性部が組合員拡大への決意表明。保育園統廃合、公設民営化攻撃に対しても、子どもや職員を守るために奮闘する。
社会保障予算の削減に共同の反対運動:京都市職労
現市長が3月に「京プラン」を発表。今後10年間の基本計画(特に今後4年を重点)で、都市経営、効率化としての自治体経営をうたい、財源確保として社会保障予算の削減を狙っている。中でも、公立保育所の民間委託を市民、保護者の反対にもかかわらず進めようとしている。保護者から公立保育士の知識、経験の蓄積が評価されており、今後民間委託反対の運動を保護者と一緒に進めていく。組織強化拡大について、組合の活動が見えるよう、昼休みを活用しての話題となる取り組みを進めていく。
年末年始加給金条例化へ一緒に:宇治市職労
年末年始加給金条例化のとりくみについて発言。当初はヤミ手当と報道されるもとで、府からも手当の特殊性が薄れているから整理をと指導をされた。13市中12市が条例に掲げておらず廃止となった。宇治市当局は特殊性を認め、一時は支給停止となったが、職場での丁寧な説明をしながら9月に条例化にこぎつけた。1つの単組では乗り越えられない課題であり産別の闘いとして制度回復も含めて一緒にたたかっていきたい。今年12月に宇治市長選挙が行われる。候補者決定はまだだが、民主的自治体建設に向けて民主的な職場づくりとともに頑張っていきたい。
すべての取り組みを組織拡大へ:府職労連
組織拡大強化について発言する。新規採用職員の拡大の取り組みでは、研修所で弁当、コーヒーサービス等で対話してきた。4月に新採歓迎会を美山かやぶきの里で実施し、51人が参加した。原発反対、消費税増税反対の府内宣伝を実施し、府内の支部でオルグを行い、未加入者との対話をすすめ、正規1人、非正規2人の加入勝ち取る。すべての取り組みを拡大につなげる。青年を中心にエネルギー問題に取り組んでいる。この取り組みへの共感を広げ、ここに府職労連ありと存在感を示したい。
保育所給食の民間委託に対して:大山崎町職
一年前に第3保育所給食民間委託提案があり、保護者とともに署名に取り組んできた。阻止は出来なかったが、実施を7月に遅らせた。実際委託されると、直接指示が出来ないなど不自然な毎日。偽装請負の濃い委託をこれ以上広げないよう頑張る。
学習強化で原発に頼らない町づくりめざす:舞鶴市職労
舞鶴は高浜、大飯の原発に近く、立地自治体なみ。また市民1000人が原発関連で働く。市職労は脱原発の方針を掲げて運動を進めているが、地域経済と原発のかかわりもあり、学習を重視。2月25日の中島哲演さん講演会には46人が参加し、この力が3・11原発ゼロアクション成功につながった。運動に参加する中で情勢も変わってきていることに、組合員も確信を持ってきている。今後原発に頼らない町づくりをめざす財政分析など取り組む。
確信ひろがった組合結成20周年:長岡京市職労
組合結成20周年、退職者でつくる若草会では人形劇の活動したり、今年は13年ぶりに新規採用もあり、元気。6月29日に行った20周年のつどいは、熟年が「過去の痛めつけられた時代」を、青年が「新システムで保育がどうなるか」のコントなど楽しく元気いっぱいのつどいとなった。新採と採用7年目の方が、保育をよくしようとがんばっているのは組合、と加入。あと2人の新採加入をがんばりたい。経験者枠採用にもかかわらず、経験加算がないのはおかしいと追求している。
組合は組織づくり、人づくり:京丹後市職労
京丹後市職労が出来て8年が経った。4月に市長選があり中山市長が3期目に入ったが、市長は人づくりが出来ていない。組合は組織づくり、人づくりに頑張ってきた。6月26日に非正規の仲間でこうむ公共京丹後支部を結成した。また、この2年間で新採が50人を超えて組合に加入してくれた。420人の組合員のうち一割以上が新入組合員だ。新委員長の下、新体制で今後とも頑張っていく。
生保のセーフティネット拡充が必要:京都市職労
生活保護をめぐる問題は、不正受給など生活保護は悪という流れと、餓死や孤立死など生活保護がセーフティネットとして機能しているのか、この2つの流れがある。現場がどう考えているか聞いて進めることが大切と徹底討論として、意見交換などみっちり話し合い、論点ごとに整理が出来た。切り下げ攻撃が生活保護の制度抑制にならないよう、セーフティネットを拡充することが必要だ。現場がおかれている状況を分析し取り組みを進める。
自分たちの取り組みとして行った市長選:京都市職労
青年部から発言する。沖縄平和ツアーを例年開催し、平和学習を行っている。スプリングフェスタでは、京丹波や府職、宮津から多くの新採の参加があり、つながりも作れた。春闘学習会では賃金・手当の資料を持ち寄り、学習と交流を深めた。今年は京都市長選支援行動について青年部が行うことの意義を考え、自分たちの取り組みとして行った。全国・近畿の取り組みにも初参加が増えている反面、継続した参加は減少している。
学習を重ね、指定管理制度はね返す:生涯学習財団労組
単組の活動を報告する。職場は京都市の外郭団体で市内18館の図書館など運営。組合員は80人。8時間勤務の総合職と、6時間勤務の専門職がいる。希望者全員を総合職へが要求。給料表は市職員と一緒だが、運用が違う。指定管理者への攻撃があるが、学習を重ね、反撃している。節電対策で当局がクールスポット事業に勝手に休館日の開館を表明したが、直ちに申し入れ、組合と協議することを確認させた。
人事評価制度ストップと組織強化へ:綾部市職労
6月末に夏季重点要求書提出、賃金リンクした人事評価制度のストップなどを要求。4級93号で昇給が頭打ちとなり、その解決にはつぎ足しや5級到達が必要。評価制度との兼ね合いあるが、基本は評価制度ストップに。組織強化の取り組みで、例年より早い日程で新採職員への加入説明を実施。新採職員だけでなく在職職員も加入するなど、少しずつ前進している。今後近隣の単組や青年とも共同し、若い人に組合に確信もてる取り組みを。また、職員のメンタルヘルスに関して京都自治労連として対応の具体化を。
民営化許さない運動保護者とともに:長岡京学童労組
長岡の学童保育は40年間、公設公営でやってきた。来年4月に一つが民営化される方針だが、署名活動のおかげで指定管理ではなくなった。やっと保護者も立ち上がり、指導員、保護者、行政と一緒に話あいながらより良い保育水準を守っていきたい。嘱託職員として20数年働いている、民間委託という話が出たときから3年に有期雇用で働いている。若い職員は、雇用の不安を抱えているが新規採用者が組合に加入してくれた。これからも子供に元気をもらいながら保護者と住民運動をすすめていきたい。
要求あつめた原発いらないタペストリー:府職労連
女性部として、原発いらないタペストリーを3月10日のバイバイ原発集会に向け取り組んだ。2000人アピールを一口500円で取り組み、府職労連で114人賛同。全体は2162人で大きく成功した。タペストリーの取り組みでは500人から願いを書いたリーフが寄せられた。1枚に収まらず、「子どもの命守ろう」のタペストリーも追加し、タペストリー持参で各集会に参加し反響を呼んだ。自治体に働く歌声祭典が9月9日に京都で開催される。一緒に参加し、成功させよう。
小さな組合だが、小さな要求から前進へ:木津川市職労
合併して5年。合併前は精華、南山城、加茂で要求闘争がんばってきた。2つの労組でスタートしたが、相手労組は何もしないので組合員は減る一方。市職労は少数だが維持。最近の新採はどちらにも入らない。当局は交渉でも誠意ない対応。しかし、小さな要求から少しずつ前へ、一人でも多くの人に組合に入ってもらえるようにしたい。
閉園に対して労働条件の確保に向けたたかう:向日市職労
平成20年8月に公立保育園あり方検討会が設置され、4回の会議。公立の大切さなど意見あったが、民営化も選択肢の一つとの方針を出した。平成23年6月、市長は組合に何の説明もなく第3保育所閉園を打ち出した。組合は学習会や近隣の状況調査を実施。保護者と一緒に署名活動も行い、2万4227筆集めた。しかし、市は閉園することを強行的に決めた。新園への保育内容の継続、労働者の雇用や身分保障、賃金労働条件の確保に向け、今後もたたかいを強める。
職場論議を重ね、よりよい生保行政を:宇治市職労
3月に生活保護申請時の誓約書問題が発覚、申請権侵害の恐れのある不適切な内容で、組合としても残念なこと。現在、職場論議、対応の渦中にある。(1)保護申請時に誓約書を取ることは、法的根拠無く申請権侵す恐れあり、当局、不適切と直ちに謝罪。(2)受給中の誓約書は内容によるが、是非は要検討。硫黄島作戦などと言われるが、口答指示、必要なときは27条に拠ればよい。職場では、誓約書取ることのどこが誤りか、9回学習重ねた。討議資料も作成する。210万にもなる生保受給者増は、構造改革をすすめた結果であり、正規雇用が当たり前、年金保障すれば減る。貧困は自己責任など社会情況に流されない、うちかっていくだけのケースワーカーを育てる必要がある。弱点は若返り。3年で9歳若くなり、24人中15人が1年目、2年目で、経験年数は2・8年が1・9年に。研修や人事異動政策など要求書を職場討議中。職場の論議深め、宇治市のよりよい生保行政すすめたい。
幅広い女性との共同を広める:京都市職労
6月27日に第50回女性部定期大会を開催した。どの職場でも人員に余裕がなく、メンタル不安や定年まで働く自信のない人が増えている。人員が削減される一方で、増えた非正規職員は女性が多く、同じ職場で働く女性に格差が広がっている。その処遇改善にも取り組んでいる。大会では、育児介護休暇など、当たり前と思っている権利もこれまでの運動の成果であることを再確認できた。これからも幅広い女性との共同の取り組みで、安心して働き続けられる職場、社会を実現していきたい。
粘り強く組織拡大を続けている:福知山市職
臨時、嘱託職員の日額改善、交通費支給、経験加算など処遇改善を勝ち取った。退職金制度が廃止されており、復活めざして交渉していく。組織拡大では、粘り強く活動を続けている。昨年の教訓として、給与や労働条件が決まる過程など組合に加入すれば知ることが出来る。それだけでも加入の価値はある、拡大を進める上で、プレゼン能力を上げられるレクチャーや研修などをお願いしたい。
住民の暮らしと安全が優先されるべき:府職労連
20日から33人で被災地へ草刈り、炊き出しボランティアに行く。震災と原発事故で住民の暮らしと安全が何よりも優先されるべきと改めて分かった。これを基本に自治体、経済、あらゆる仕組みを変える必要がある。組合でもこの方針をしっかり掲げてもらいたい。府立与謝の海病院が独立法人化する動き、地域医療にどこまで責任を持ってもらえるか懸念。アンケートビラを作成し、9月議会に向けて取り組む。
全員加入をなしとげた組織拡大について:精華町職
組織拡大では今年も全員加入を勝ち取った。これは今までの先輩たちの努力と伝統の積み上げがある。4月に青年部主催で新歓学習会を開催。組合そのものや共済、賃金の学習、レクリエーションも実施。職場の3分の1の70人が青年で、若い人が目立つ。執行部にも30代。交渉や要求運動で何かを勝ち取った経験がほとんどなく、組合の存在意義など学習を強化し要求運動強める。今年8月で組結成50周年を迎える。9月には記念式典も実施する。
京都自治労連 2012年7月26日 号外 定期大会特集号 より