機関紙 - TPP反対が府民の意志 府民集会に540人が参加
「TPP」(環太平洋連携協定)をめぐる情勢が緊迫するなか、「TPP参加反対 京都府民集会」が11月23日、京都市内の大谷ホールで開かれ、540人が参加しました。主催は京都府保険医協会や農民連などでつくる実行委員会(京都自治労連も参加)。
主催者代表としてあいさつに立った京都府保険医協会の関理事長は「TPPに参加すれば、世界的に優れた日本の医療がアメリカ型に変えられる。公的保険が粗末なものになり、高い民間保険に変えられ、満足な医療が受けられなくなる。TPP参加には断固反対。力合わせ加入を阻止しよう」と訴えました。
リレートークでは、「コメは輸入自由化され価格は、40年前の水準。TPPに参加すれば壊滅的打撃を受ける。農村集落の存続も危ぶまれる。今度の総選挙で、TPP推進者に一票たりとも渡せない」(農業者)との決意表明につづいて、労働組合、消費者団体、医療団体の代表などが次々発言しました。
また、連帯メッセージが草木慶治氏や西陣医師会、中京西部医師会、下京西部医師会、府臨床検査技師会などから寄せられました。
集会終了後、トラクターを先頭に烏丸御池までデモで「TPP反対」をアピールしました。「TPPで日本滅亡、アメリカ繁栄」のプラカードを作成して参加した京都市職労のHさんは「TPPの本質を考えたらこれになりました」と元気に行動に参加しました。
京都自治労連 第1789号(2012年12月5日発行)より