機関紙 - 中小企業への支援策求める 京都の最賃14円引き上げ(時給773円に) 時給1000円以上へ運動強めよう
8月28日、京都地方最低賃金審議会が開催され、平成25年度の最低賃金を14円引き上げ時間給773円にする改正が決定しました。なお、中央最低審議会が示した京都の目安は時給12円の引き上げで、中央最賃を2円上回るものです。また、平成24年度の最低賃金改正時に、生活保護水準を3円下回るといわれていた逆転現象は、今回で解消するとしています。
今回の改定の大きな特徴は、現在は京都に適用されていない「中小企業最低賃金引き上げ支援策補助金」を京都に適用されるよう制度改正を初めて求めたことです。これはこの間、京都総評をはじめ京都自治労連が強く主張していたもので、要求が一定前進したものとして、評価できるものであり、政府が速やかに実行することを強く求めていく必要があります。
京都総評は"異議申出"
しかし、一定の前進はあるものの改正されても時間給773円では、最低限の生活ができないことは明らかです。総評は、要求である「時給1000円以上」を求めて、異議申出を行うとしています。
京都自治労連 第1807号(2013年9月5日発行)より