2月12日、2025年国民春闘方針を確立する第212回中央委員会を開催しました。執行部の方針提案を受けた討論では9単組9人が発言し、年末確定闘争での前進、春闘での要求アンケートや学習会、新採歓迎に向けた取り組みなどが語られ、方針案を全会一致で確認。
新たに結成された綾部市放課後学級労働組合を京都自治労連の仲間として迎えました。
24確定闘争から25春闘へ
物価高騰を上回る賃上げの取り組みについては、「ラスパイレス指数が低いことから、昨年の春闘期から賃上げにこだわって中高齢層の引き上げを要求し、係長の4級昇格につなげた」(与謝野町職)、「若年層の特別昇給廃止の改悪提案をはね返した」(舞鶴市職労)など確定闘争での奮闘が語られました。
会計年度任用職員の取り組みでは、「賃金は宇治市会計年度に準拠だが、遡及適用は行われていない。粘り強く交渉していく」(宇治野活労組)、「京都自治労連の差額支給ビラを活用して昼休み懇談会を実施。休暇制度がまだまだ不十分。充実・改善を求める」(宇治市非常勤労組)、「委託先に指定された事業者が辞退するなど混乱が続いているが、きちんとした勤務条件にするため頑張る。支援をお願いしたい」(綾部市放課後学級労組)などが報告されました。
職場要求実現、仲間を増やす取り組み
「組合活動を楽しいものに。組合員にプラスになるものという視点で活動への参加を呼びかけていきたい」(宇治市職労)、「新採対策でリーフレットを作成中。歓迎企画を北部地域でも計画している」(府職労連)、「制度導入以降、会計年度任用職員を30人以上組合に迎えた。もっと仲間を増やしたい」(福知山市職)など組織強化拡大への決意が語られました。
職場要求の課題では、「アンケートに寄せられた職場要求から取り組みを始める」(府職労連)、「給与体系の基本を学ぶ勉強会を開く」(与謝野町職)などの取り組みの一方、「要求書を作成しているが意見集約が難しい。平和課題などなぜ組合が取り組むのか、との意見も出る」(京都市職労)との苦労も出されました。
また、組合費の見直しに係る要望や検討状況、今後の考え方について質疑・発言がありました。
京都府へ要求書を提出
2月17日、中央委員会で春闘方針とともに確立した春闘要求書を京都府自治振興課に提出しました。3月10日に交渉を行います。
各単組でも春闘要求を確立し、職場要求の実現に取り組みましょう。
京都自治労連 第2020号(2025年3月5日発行)より