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大山崎の保育を守りたい
最優秀賞に大山崎町職
「民間委託の話がある中で、?みんなが大好きな大山崎の保育を守りたい。いつまでも続くように?との思いを込めてメーデーに参加しました」「それだけに、最優秀賞はみんなが喜んでいます」と小畑委員長(写真中央)は語ってくれました。
メーデーコンクール結果
最優秀賞 大山崎町職
優秀賞 宇治市環境嘱託労組、南山城村職
入賞 綾部市職労、宇治市職労、精華町職
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より
職場に就いて1ヶ月が過ぎ、新規採用者の皆さんは、それぞれ所属部署で担当の仕事を割り振られ、はじめての仕事に奮闘している頃です。
今回の「組合に入ったよ」は、京都府南部の精華町で忙しい中でも、仕事の難しさや緊張感を逆に楽しんでいるように思える3人にお会いしました。
精華町は露地まで知っています
組合書記局を訪ねると、既に3人が駆けつけてくれていて、仕事の話に花を咲かせています。Aさんは、住民部総合窓口課に所属。BさんとCさんは、出先の上下水道部上水道課で、すでに担当の仕事をこなしています。
3人に精華町に就職した理由を尋ねると、最初に口火を切ってくれたのはAさん。「小さい頃から精華町に住んでいて、この町が好きです。昨年は、今と同じ総合窓口課で臨時職員としてマイナンバーの事務業務を手伝っていて、職員の皆さんや住民の皆さんを見ていて、『精華町のために何か役に立ちたいなあ』と感じて精華町役場を受けました」。次に応えてくれたBさんも精華町出身。「大阪の会社で『計装士』として3年間働いていました」。計装士とは、工場や高層ビルに計測機器や制御機器をつける専門職で、それに付随する配管等の設計・管理なども行なう仕事。「昼夜問わず広範な地域で工場やビルを回っていまして…。地元に戻ってきました」。AさんもBさんも、「精華町なら狭い露地まで知ってますよ!」と胸を張ります。
「私は奈良から通ってます…」と少し恐縮してCさん。「『街づくり』にかかわりたくて公務職場を選択した」と話します。「ただの建物や道路建設だけではなくて、『住民の生活全体を考えたら役場かなあ』って思いました」と精華町に就職できてうれしそうです。
初めてのことに緊張の連続
Aさんは、臨時職員として働いていたときと同じ職場に配属されています。「仕事は大体わかっていますね」との問いに、「いえいえ、緊張の連続です。窓口にこられた方の質問や要望に正確に応えないといけませんから…。簡単ではないですね」とキリッと顔がしまりました。「行政にかかわって勉強すること一杯です」。
Bさんも「難しい…」と答えます。Bさんは、施設の管理・運営で、業者さんとの打ち合わせや契約を行なっています。「議会や委員会などで決まっていることをちゃんと把握していないといけないし、書類も多いですね。びっくりです」。
Cさんは管財部門。数千万円のお金を扱う部署で緊張の連続です。「今までみたこともないような金額の小切手を発行するので、もし間違いがあったら…とか緊張します。部門全体の予算なども知っておかないといけないので、勉強もしないといけない」。
3人とも仕事の話はつきません。仕事の難しさや緊張感を話す3人ですが、顔はすがすがしい。「皆さんの話から仕事へのやりがいが感じられますよ」と言うと、「『精華町で暮らしていきたい』って思う町にしたいです」とAさん。「ここで腰を落ち着けて住民に信頼される仕事がしたいです」とBさん。「住民が安心して暮らしていける町づくりに関わっていきたいです」とCさん。それぞれ、これからの抱負が自然に口から出てきました。
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より
「共謀罪」法案の衆議院法務委員会での採決強行が迫る緊迫した情勢のもと、京都総評が呼びかけた「共謀罪」の廃案めざす一斉宣伝行動が、16日に行われました。
京都市職労は、河原町三条で京教組や自由法曹団などと合同で宣伝・署名行動を行いました。マイクを握った小林京都市職労委員長は、「共謀罪は、相談や話し合いをするだけで、貯金をおろしただけでも、犯罪の準備行為として処罰できる。誰でも犯罪者にされてしまうとんでもない法律。必ず廃案にしましょう」と呼びかけました。
署名に協力してくれた女性は、「テレビで大臣の説明を聞いてこれはひどいと思った。多くの人に知らせないと」と語ってくれました。
西院での宣伝行動では、「私は安倍支持だが、共謀罪はあかん。絶対あかん」と向こうから署名に駆け寄ってくれました。共謀罪の危険性が、日々広がっています。街頭の雰囲気も変わってきました。「共謀罪」反対の声をさらに広げ、必ず廃案にしましょう。
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より
自治振興課交渉
日時 5月22日(月)
集合:9時30分 交渉:10時〜
場所 府庁旧館2F総務部会議室
全単組から交渉参加を!
情勢緊迫!「共謀罪」反対署名を急ごう
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より
5月1日、第88回メーデーが全国308ヶ所で行われ、約16万人が集いました。京都では、府内12ヶ所に約1万2000人の仲間が参加。「8時間働けば、暮らしていける賃金を」「共謀罪は許さない」「憲法を守ろう」などの要求を響かせました。
超勤の過労死ライン合法化許さない
二条城前広場で行われた全京都統一メーデー中央集会は、8000人の参加者で会場が埋まりました。
梶川憲メーデー実行委員長(京都総評議長)が主催者を代表してあいさつ。梶川実行委員長は、「残業月上限100時間を掲げた安倍働き方改革は、過労死ラインを超える超勤を合法化するもので許せない」、「共謀罪は、労働組合のみならずあらゆる市民の活動が、監視と弾圧の対象となる危険な法案。必ず廃案にしよう」と呼びかけました。
京都弁護士会の共謀罪新設阻止PTの秋山健司弁護士、全国過労死を考える家族の会の寺西笑子さんなどが来賓あいさつ。争議団を代表して、青いとり不当解雇裁判原告団の北垣光代さんが、「不当判決は許せない。控訴してたたかう」と決意を表明しました。
メーデー宣言を確認、?団結頑張ろう?を三唱して、3コースに分かれてパレードを行いました。
職場要求掲げ新採の仲間も
各地のメーデー会場では、京都自治労連各単組の「大幅人員増で異常超勤解消を」「パワハラは許さない」「共謀罪反対」などのプラカードやデコレーションの力作が登場。宇城久メーデーでは、宇治市職労が「森友学園問題」の寸劇を披露。安倍総理、昭恵夫人、籠池理事長に幼稚園児も登場し、会場は大爆笑で大きな喝采が寄せられました。
メーデー終了後、各単組や支部では、新規採用の仲間も交えて、お楽しみの交流会を開催し、団結を深めました。
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より
憲法が施行されてから70年になる5月3日、憲法9条京都の会主催の「5・3憲法集会」が開催され、会場となった円山音楽堂には2800人が参加しました。
集会では、冨田宏治関西大学教授が記念講演。冨田教授は、「安倍首相の2020年改憲発言は、私たちへの宣戦布告。受けて立ち、その野望を打ち砕こう」「総選挙で市民と野党の共闘を広げれば、改憲のたくらみを吹き飛ばせる。市民は行動しよう」と呼びかけました。
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より
▼世の中はゴールデンウィーク、中には9連休の会社もあるという。5月1日は働く者の祭典メーデー、日本での歴史は1920年に第1回が開催。その時、私たちの要求として掲げられたのが「8時間労働制の実施」、「失業の防止」、「最低賃金法の制定」などでした。
▼労働の現実は今もその要求の実現を求めています。
▼3日は憲法記念日、施行されて70年を迎え、ともに輝きを増しています。
▼そんなGW、連日のように北朝鮮が核武装と言って危機感をあおりまくっている安倍内閣は、閣僚11人、副大臣10人、政務官8人が外遊予定。費用はVIP待遇の大臣は1回約5000万円といわれています。総額10億円を超える出費費用。
▼驚くのは北朝鮮との非公式とはいえ外交窓口をしている外務省は、大臣、副大臣が外遊で4日間もの空白が生じる。
▼軍事的な危機感を執拗に発信する安倍政権だが、その狙いと本音が見えてきます。稲田防衛大臣は待機とのことですが、わかりやすく言えばお留守番ですね。(I)
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より
「天下分け目の天王山」の語源でもある天王山がある大山崎町。その大山崎町職員組合に今年も、多くの仲間が組合加入しました。その中の一人、Aさんに会いに、天王山のハイキングルートの入口近くにある保育所を訪ね、先輩のBさんと一緒にお話を伺いました。
子どもとの運動会の思い出が…
Aさんは大学卒業後、京都市内の保育園で4年間、保育士として働いていました。「学生時代から『営業の仕事』にも興味があって…」とAさん。保育園を辞めて、営業の仕事に就きます。「UFOキャッチャーの景品の企画・販売の仕事で、キャリーバッグに景品見本を詰めてゲームセンターなどを回っていました」。普段あまり知ることのない営業の仕事に、先輩のBさんと興味深く聞き入ってしまいました。仕事の楽しさは感じたものの、「この仕事をずーっと続けられるかなあ?」と思ったときに、保育士をしていた頃の思い出が浮かんだそうです。「子どもたち、保護者と協力して成功させた運動会が大変だったけど、うれしかったです。『保育士の仕事が好きなんだなあ』って」と保育士の仕事に戻ってきました。
自然豊かで子どもがのびのびと
取材当日はゴールデンウィーク前。子どもが手作りで作った小さな鯉のぼりが、保育所のいたるところで風になびいています。「この雰囲気がやっぱりいいですね」とAさん。
就職にあたって、大山崎町の保育のことを友だちから聞いていたそうで「『自然豊かな環境で子どもがのびのびとしている』と聞いていましたが、想像以上でした」と大山崎町で保育士の仕事に就けたことに満足そうです。Bさんも「子どもたちと天王山周辺の自然を散策します。町内の保育所とも連携して、様々なお散歩コースを作って引き継いできました。私も先輩たちに教わりながら様々なルートを覚えてきました」「この保育環境を一緒に守っていきたいです」と後輩にエールを送ります。
組合の「く」の字も知らなかった
Aさんの今までの職場には労働組合がなかったそうで、「組合の『く』の字も知らなかったので、組合の説明会で初めて組合の大切さを知りました」と加入の経過を話してくれました。今年、大山崎町職が説明会で配布した資料について、「組合がこれまで交渉して前進した部分を表にして配りました」とBさん。「見ました!見ました!」とAさん。
最後に「大山崎町の保育の良さを早く覚えて、先輩の皆さんとがんばっていきたいです」と話してくれました。
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より
すべての公務公共労働者の賃上げ勧告を実効性ある真の「働き方改革」へ
4月25日、京都公務共闘は京都府・京都市の両人事委員会へ、「『給与制度の総合的見直し』中止ならびに2017年勧告作業にあたっての要求書」を提出し、要請・懇談を実施しました。
行動には5団体から6人が参加し、?2018年3月をもって「総合的見直し」による現給保障が終了するなかで賃下げとならない積極的な賃上げ、地域間格差の解消、?地公法・自治法改正にかかわって臨時・非常勤職員の処遇改善、?政府・人事院からの圧力・介入に屈せず、公務労働者の生活と権利を守る人事委員会の立場から生活改善につながる勧告を―などを要請しました。
勧告に向けた民調はじまる
現在、1日から6月16日までの47日間、人事院勧告に向けた民間給与実態調査が行われています。今回の特徴は、定年前の給与減額の仕組みを調査するとしており、高齢層職員の給与削減を狙い撃ちするもので見過ごせません。
生活改善、労働環境改善につながる勧告を行うよう、団結署名など単組・職場での運動を強めましょう。
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より
4月22日〜23日、「自治労連予算人員闘争をすすめる交流集会」が静岡県伊東市で開催され、京都自治労連から6単16人が参加しました。
職場の人員不足、長時間労働が深刻さを増すなか、5月から6月期に残業などの実態を把握するため、自治労連として全国いっせい職場訪問に取り組むことが提起されました。続くパネルディスカッションには、府職労連の中村書記次長がパネラーとして登壇し、毎月連続34回実施している超勤実態調査の取り組みを報告。組合への期待や信頼の高まり、人事当局を動かしてきた成果などを語りました。
参加者の感想
全国の事例を学び生かす:舞鶴市職労 Cさん
初日のみの参加でしたが、全国規模の集会ということで未知の世界で少し緊張しました。集会では、とにかくどこも人員が少ない、そのために職員に大きな負担が掛かっている状況であることをじっくりと話を聞き、知ることができました。そんな中、各地で組合員の意識改革や当局への問題提起の仕方など、本市の活動において参考となる事例を伺うことができ、とても良い経験となりました。今後ともこのような全国の事例をふまえながら当局への要求につなげていきたいと思います。
実態の数値化や学習が大事:向日市職労 Dさん
向日市の保育現場では欠員が出ている園が多く、担任配置ができない園も出ています。超勤申請をしない職員も多く、サービス残業によって数字に表れる超勤が少なく、人員不足なのに人員が配置されないという悪循環になっています。今回の集会で、育休正規代替や職員配置見直しを要求する上で、保育現場の大変さを感情だけで訴えるのではなく、実態の数値化や人員要求に向けた学習、そしてしっかりと超勤申請をする一人ひとりの働き方の意識改革が必要だと実感しました。
先進的な運動を単組で活用:城陽市職労 Eさん
他の自治体の先進的な取り組みの情報を集めることができました。中でも育児休業の正規配置を実施している岡山市では実際に働いている職員数を定数、育休中の職員を定数外とカウントすることにより、正規職員の配置を一定に保ち、育休が取りやすく働きやすい環境づくりを実践していることは参考になりました。その他にも職員不足を起こさせない取り組みを進めている自治体が複数あることを知ることができ、今後の要求活動でこれらの情報を活用していきたいと考えています。
京都自治労連 第1895号(2017年5月5日発行)より