機関紙 - 最新エントリー
▼京都自治労連、府職労連、京都市職労の倉庫に埃にまみれて眠っていた山のような写真が、半世紀を経てようやく日の目を見ることになりました。三者の共同事業「京都戦後民主運動 歴史資料アーカイブ」が完成し今月から公開。専用のHPをぜひ一度ご覧ください。
▼今回は京都自治労連の300枚程の写真が中心。府職労、市職労、京都総評の写真と資料が未整理のまま。こうご期待!
▼さらに、OBの皆さんのご自宅には大量の書籍、印刷物、資料が残されていますが、すでに亡くなった方も多く、遺族にとっては大量のゴミ同然の扱いも。世代が大きく変わる中で一部は廃棄処分になったものもあり、それらの収集、整理、公開は急務となっています。
▼私もこの「京深層水」を書くのはあと一回。戦後からの京都における自治体労働組合の歴史を、今に生きる我々のものとして発掘し、未来を展望するのも大切な仕事ですね。もう一息頑張ります。(I)
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
今回の「組合に入ったよ」は、京丹後市職労。高校時代は同級生でお互い目標もって進学。4年後、地元に戻って京丹後市に就職した2人を取材しました。
地元に戻って働きたかった
今回取材に応じてくれたのは、健康推進課で保健師のAさんと丹後子ども園で保育士のBさん。二人とも京丹後市出身で高校の同級生。2人で相槌を打ちながら、和気あいあいの取材となりました。
最初に、京丹後市を就職先に選んだ理由を尋ねると、2人とも「生まれ育った京丹後市が好きで、はじめから京丹後市に戻ってくることを決めていた」とニコニコ話します。
Aさんは高校時代、将来を考えたときに「『保健師』という仕事を知った」といいます。「親から保健師という仕事を聞き、調べました。地元に戻ってくることを前提に大学で保健師の勉強をしてきました」ときっぱり。Bさんは「私は最初、『保健室の先生になろう』と大学に進学しましたが、就職活動の中で『私は子どもが好き』と気付いて保育士志望に変えたんです」と経過を話します。2人とも就職活動では苦労したそうで、採用面接の話で盛り上がります。資格を2つ以上持つ2人に、難しい質問もあったとか…。「『京丹後市でがんばってほしい』という面接官のおもいが伝わって、いっそう緊張しました」とAさん。「京丹後市の子どもの将来にかかわっていくことの責任を感じました」とBさん。
さっそく現場、さっそく実践に
念願の京丹後市で希望の職場に配属された2人。Bさんは、はじめから3歳児を一人で担任です。「緊張します。初めてなので要領が悪くて…。先輩がタイミングよくアドバイスしてくれるので助かります」と奮闘中。Aさんも先輩に付いて現場回り。「地域に出て、先輩の仕事を見ながら勉強中です。住民とのつながりをつくっていくことは重要だなあと思っています」とAさん。「来月は私も、地域の講習でレクチャーするんです!」とうれしそう。
Aさんは、「『保健師』という仕事・役割があまり知られていない」と感じています。「友だちへ説明するのも一苦労です。まだまだ地域での保健師の仕事が知られていません」「地域の住民の皆さんとのかかわりを大切にして、住民の皆さんが健康で安心して暮らしていける京丹後にしたいです」と仕事の誇りとやりがいを話してくれました。Bさんも「子どもが元気なのがいちばんうれしいです。地元が好きなので、子どもたちも地元の良さを知ってもらえたらいいなあと思っています」と仕事のやりがいを話してくれました。
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
5月18日、深刻な医療や介護、暮らしの実態の改善を京都府知事に求める「みんなのいのち守る20万署名」のスタート集会が行われ、団体・地域の代表など60人が参加して、署名の意義を確認、決意を固め合いました。
署名運動の目的は、「いのちが守れない深刻な実態と社会保障が権利であることを世論にし、国と京都府をはじめ自治体に責任を果たさせること」にあります。要請項目は、?京都府のどこでも医療・福祉が安心して受けられる施策を拡充すること、?患者・利用者や家族の負担をこれ以上増やさず、負担軽減策を充実すること―で、20万人分を集め、12月府議会に提出を目標に取り組みます。
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
「働き方」ではなく「働かせ方改革」
丹後地協が主催した「憲法から考える働き方―過酷な労働実態・異常超勤と改善の道筋」と題した学習会が、中村和雄弁護士を講師に6月2日開催され、丹後地域の各単組から34人が参加しました。
講師の中村さんは、日本のブラックな労働現場の実態を裁判で担当したプリントパックなどの企業を例に説明し、安倍政権が目指す「働き方改革」は、長時間残業の法定化、裁量労働制、残業代ゼロの拡大、解雇しやすいルールづくりなど、働くことが本来持っている意義や喜びを踏みにじる「働かせ方」改革であると厳しく批判しました。
最低賃金1500円の実現を
そして、世界の先進国の中で、日本がトップの長時間労働であるにもかかわらず、経済がマイナス成長で賃金が減り続けていることを示し、経済を成長させ、ほんものの「働き方改革」を実現するために、長時間労働の是正、どこの地域でも最低賃金1500円の実現、同一労働同一賃金の確立などが必要だと強調。また、このような運動をすすめていくうえで、社会保障の充実と連動して取り組むことが必要と呼びかけました。
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
6月3日、丹波自然運動公園球技場にて京都自治労連第39回野球大会が行われました。
1回戦の宮津対宇治は息づまる投手戦に。0対0のまま延長タイブレークに突入するも、1対1で決着がつかず規定により引き分け抽選となり、宇治市職労が勝ち上がりました。
決勝戦の宇治対舞鶴は昨年と同じ顔合わせ。1回戦同様に一進一退の投手戦に。1対1で迎えた7回裏、舞鶴市職労がサヨナラヒットで大会2連覇を果たしました。
近畿大会でも連覇を狙います。
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
5月20日、京都自治労連第24回将棋大会がラボール京都で開催され、府職労、舞鶴市職労、南山城村職から5チーム(3人1組)が出場しました。
総当たり方式で行われた対局は、最終対局までもつれる展開でしたが、舞鶴市職労が4連勝で優勝を飾りました。全国大会出場をかけて、6月24日の近畿大会へ臨みます。
また、舞鶴市職労のCさん、南山城村職のDさんが個人4連勝でした。
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
第13回ファミリー魚つり大会が6月4日、朽木渓流魚センター(滋賀県高島市)で開催され、240人が参加。今年は、与謝野町職、京丹波町職など、初めて参加の単組もあり、にぎやかな大会となりました。
魚つり大会の主役は子どもたち。会場のあっちこっちで釣りあげたイワナやアマゴを手にして大喜び。早速、お昼のバーベキューでは、釣った魚を炭火焼にして美味しくいただきました。豊かな自然の中で、家族そろって、職場の仲間と共に終日歓声を響かせました。
(京都市職労対象の釣り大会は6月17日に開催されます)
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より
京都自治労連
第2回京都労働セミナー
とき 7月1日(土)〜2日(日)
ところ 京都烟河(亀岡市)
全単組から参加しよう
公務労働者の賃金・労働条件改善署名、退職手当引き下げ反対署名を全職場で
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より
5月11日、ラボール京都で17夏季闘争方針案を審議する第195回中央委員会を開催しました。
春の組織拡大月間の中間到達と各単組での経験や教訓を生かした月間後半での前進、また改憲阻止、「共謀罪」廃案など平和と民主主義を守る運動、最賃引き上げをはじめとした賃金闘争などの夏季闘争方針を確立しました。
歴史に学び、運動を前に
挨拶に立った池田委員長は、3日の憲法記念日に安倍首相が2020年改憲を表明したこと、自身の見解は「読売新聞を熟読してほしい」と述べたことを批判し、「昨年発刊した『戦争と自治体』は府内・全国各地で学習と普及がすすめられ、ポケット憲法の発行は7万部を超えた。憲法施行70年の今、私たち自治体労働者が憲法の原点に立ち返ることが必要」と強調しました。また、6月実施の岩手フィールドワークへの参加を呼びかけるとともに、「現実の課題に正面から向き合い、歴史からしっかりと学ぶことが大切だ」としました。
続けて、毛利崇弁護士を講師に「日本国憲法と自民党改憲案〜自治体労働者と改憲〜」と題した学習会を実施。自治体労働者にとって憲法が変わることの意味について、上意下達であった戦前の明治憲法と戦後の日本国憲法の違いや、赤紙配布の例を示しながら、自治体労働者の存在意義、働き方そのものを変質させるものと強調。改憲派の「押し付け憲法論」に対する的確な反論をはじめ、立憲主義や地方自治を否定する改憲案の狙いを分かりやすく話されました。
全単組で夏季要求書の提出を
17夏季闘争方針案で松下書記長は、夏季要求書を提出し、賃金闘争や予算人員闘争をすすめることを提起し、組織拡大月間の後半に向けて、引き続いての奮闘を呼びかけました。
また、地公法・自治法改正に伴う臨時・非常勤職員の課題にふれ、手当支給など改善面が見られる一方で、非正規の固定化や公務職場のあり方、働き方を根本から変えられてしまう可能性がある点を指摘し、非正規だけの課題とせず、問題の本質と全体像を見ることが大切と強調しました。
討論では7単組7人が発言し、組織拡大を中心にこの間の経験などが語られました。
憲法学習会を全単組で取り組もう
今年は憲法施行70年です。京都自治労連は憲法が生きる職場と地域づくりに向け、憲法闘争強化期間(〜11月)を設定。自由法曹団京都支部の協力で、弁護士の皆さんが講師に。あらゆる分野での憲法学習に取り組みましょう。
いっせい職場訪問で対話すすめよう
「なくそう長時間労働、いっせい職場訪問」をスローガンに、長時間労働の一掃と実態把握、対話と職場要求を集める予算人員闘争が全国統一行動として提起されています。京都自治労連は29日から6月9日を集中期間に設定、職場訪問や対話行動に取り組みましょう。
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より
5月13日、京丹波町のグリーンランドみずほで、青年部の恒例行事である、新採歓迎「スプリングフェスタ」が開催され、新規採用の仲間11人を含む12単組53人が参加しました。
D青年部長の開会挨拶に続いて、「労働組合ってこんなトコ」と「青年部活動」の2つの説明・紹介がパワーポイント、動画を使って行われました。「組合の事がよく分かる内容だった」「写真が多く使われていて楽しい雰囲気が伝わってきた」など、どちらも好評でした。
体育館に移動してのソフトバレーボール大会には11チームが参戦し、予選リーグから熱戦が繰り広げられました。予選・決勝リーグともに1セットも落とさない強さを見せた城陽市職労が4年ぶりに頂点に。スポーツの後は、お待ちかねのバーベキューを囲んだ夕食交流会。自治体や職種を越えて仲間の輪と交流を広げました。実は地元が一緒だったという?ローカルトーク?も含めて、大いに盛り上がりました。二次会に移っても夜遅くまで交流が行われました。
ソフトバレーボール大会
優勝 城陽市職労
準優勝 混合A(舞鶴、南山城)
第3位 府職労連A
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より