機関紙 - 最新エントリー
▼今年も恒例のサラリーマン川柳が発表になりました。十数年前からの密かなファンで、小声で読みプッと吹き出したり、ため息をついたり、大きくうなずいたり、時には普段は気がつくことの無い心の奥底にあるものに気が付かされたりと、わずか17文字の世界に引き込まれます。
▼今年の大賞は「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」悲哀もあり、時事ネタも満載でさすがと関心してしまう。
▼私のイチオシは次の三首
休みます LINEの文字は 元気そう
嫁LINE スタンプだけで 指示が来る
おい!おれを メタボと呼ぶな ゆるキャラだ
▼番外で次の一首
「ついて来い!」 昔ニッコリ 今「なんで?」
▼首長と職場の皆さんの顔を浮かべ佳作の一首
上の指示 成果半分 手間二倍
常識も 上司代われば 非常識
(I)
京都自治労連 第1849号(2015年6月5日発行)より
今回の「組合に入ったよ」は、綾部市職労の元気いっぱいの新規採用の4人の仲間を紹介します。
昼食後、「ちょっと休憩に」とよく書記局をおとずれるという彼ら。元気で明るい声が響きます。そんな彼らに早速会いに行きました。
綾部市は素敵なところなんです
綾部市役所へ就職したきっかけをたずねると、「綾部市で生まれ育ってずっと過ごしてきた大好きな地域。『働くなら絶対に綾部で』と決めていた」と話すAさん。「公務員になれば大好きなおじいちゃんも喜んでくれるかなと思って」と笑います。「生まれは綾部で育ったのは兵庫。生まれた綾部は素晴らしいまちなので、よりよいまちづくりに自分も力になりたかった」とBさん。
舞鶴市出身のCさんは、「綾部にも魅力がいっぱいあることを知り、その魅力をもっと広めたいと思った」と話し、続けてDさんが「大阪の大学でデザインを学んでいて大学院に行こうと考えていましたが、親から『市役所を受けてみたら』と言われて」とはにかみながら話します。「地元が綾部だから知り合いも多く支えてもらえる」との思いもあったと言います。
"組合ってとても楽しそう"
入庁して早2か月。「覚えることがたくさんでいっぱいいっぱいな部分も…」と苦笑いの4人。それでも、責任ある仕事を任されたり、先輩たちに丁寧に教えてもらったり、職場の雰囲気がとても良いと口を揃えます。「忙しいけれど、とてもやりがいがあります」。Dさんは、「商店街で商品券をつくる事業があって、そのデザインを任せてもらえることになりました。大学で学んできたことが生かせることが嬉しい」と笑顔いっぱい。
組合への加入は、「昨年沖縄に行かれた企画を聞いて、とても楽しそうで良いなって。Aさんが?入りたい”と言ったので私も便乗して」とCさんが笑います。「他の自治体の方々とも交流があると聞いたし、たくさん知り合いを作りたいなって」とAさんが言うと、周りもうなずき、声を揃えます。「楽しいことがしたい!沖縄に行きたーい(笑)」。
「地域のみなさんと協力しながら、よりよいサービスにつなげていきたい」「市民・職員の支えに、頼りにしてもらえるように頑張りたい」など力強く決意を語る4人。
取材の後日、新たに新規採用の仲間が加入する嬉しいニュースも届きました。すごい!
京都自治労連 第1849号(2015年6月5日発行)より
憲法を蔑ろにし、「戦争できる国づくり」や自治体を新たな市場とする地方分権改革の動きが激しくなっています。京都自治労連は、「憲法自治体づくり」運動を呼び掛け、府内の首長と意見交換をする「憲法キャラバン」に取り組んでいます。木村要・精華町長(5月20日)、山添藤馬・与謝野町長、上田清和・宮津市副市長(27日)と懇談を行いました。
推進力は住民参加の力
それぞれの懇談は、和やかな雰囲気の中で行われ、京都自治労連が取り組んでいる「憲法自治体づくり」運動の目的や、その一環として作成した「憲法手帳」を紹介。また、各自治体ごとの課題や地方分権改革などについて意見交換を行いました。
木村精華町長は、「地方創生・総合戦略は地域の特色にあったものにし、住民参加で進めていきたい」「職員の頑張る姿が、住民参加につながる」としました。
山添与謝野町長は、「産業振興の中心は織物と農業」「織物のブランド化をすすめ、農業ではホップの試験栽培や京の豆っこ米の取り組み、空間整備としてベイエリアのマスタープランづくりをすすめたい」「まちづくりの推進力は、住民の思いと声」、上田宮津市副市長は、「地方創生のメインの一つが観光。高速もつながる。京都丹後鉄道を軸にアクセスを良くし、『また来たい。今度は泊まりたい』と思ってもらえるようにしたい」「5市2町の連携都市宣言、それぞれの特徴を生かし、支え合っていきたい」としました。
世界に誇れる憲法
若者に関心もってほしい
憲法については、木村町長は、「町では、平和祭典を実行委員会で行っている。イデオロギー抜きで『平和』の一致点で取り組んでいる」ことを紹介し、「憲法問題は住民が決めること」
山添町長は、「私自身は、個人の尊重を規定した13条が最も大切と思っている。憲法は、国民が守るものではなく、国民から国や公務員に発せられたメッセージ。歴史的背景やその意思など、憲法への理解が深まってこそ生きた憲法になる」
上田副市長は「私も府職員になった時、憲法手帳をもらった」「世界に誇れる憲法だと思う。若い人に関心を持ってもらいたい」
今回の懇談では、それぞれの方々から、困難に負けず地域経済を活性化させ、住民の暮らしを守ること。平和への思いを熱く語っていただき、大変有意義な懇談となりました。
京都自治労連 第1849号(2015年6月5日発行)より
5月24日、長岡京市職労が「親子であそぼ!」を開催し、20組ちかくの親子と保育士が、会場となった市立産業文化会館のホールいっぱいを使って遊びました。
「親子であそぼ!」は、保育所に子どもを預けている親に「保育の様子を知ってもらいたい、交流したい」と、組合結成当時から行っている伝統行事です。
「皆さん、始まりますよ」の声で音楽が流れ、各保育所の紹介がはじまると、ホールの中央に親子が集まりだし、自己紹介する保育士さんに駆け寄る子どもたち。紙しばいや指あそび、歌や体操で、親も子も笑顔で一生懸命です。「子どもと触れ合いながらこんなに遊ぶことはなかなか無い。参加してよかった」「保育所で子どもがこんな遊びをしてすごしているとはじめて知り、安心しました」と、参加していた父母さんたちから感想を聞くことができました。
長岡京市職労の前田委員長は、「私たち組合は、より良い保育を目指して、子どものことや保育のことをいつも話し合っています。父母の皆さんとも交流して、保育を知ってもらい、長岡京市の保育を発展させていきたいです」と話してくれました。
京都自治労連 第1849号(2015年6月5日発行)より
核保有国の態度に怒り:Eさん(京都市職労)
核保有国は、まだ自国の核兵器に固執するのか。また、自国の核兵器のみならず、米国がイスラエルへの核拡散を容認するがために、決議案に盛り込まれた「中東での非核地帯化」の削除を求めていたのではないかとの疑念も生まれていることに怒りを覚えます。
しかし、だからこそ一層、核兵器廃絶に向けた運動をやめるわけにはいかないことも強く感じます。
NY行動に参加し、日本の草の根の運動が、核兵器の非人道性を訴える国を国連加盟国の3分の2以上にも押し上げてきたのだと実感しました。また、唯一の被爆国であるにも関わらず、何ら発言をしない日本政府の態度を改めさせるのは、私たちの責任だと思います。
被爆者の運動、先輩たちの運動、それを引き継ぐ私たちの運動が、保有国に核廃絶の約束を果たさせる力になると確信しています。
京都自治労連 第1849号(2015年6月5日発行)より
戦争法案NO 京都アクション
とき:6月13日(土)13:30開会
ところ:円山野外音楽堂 14:30デモ出発
最低賃金時間給1000円以上に!署名を強めよう!
京都自治労連 第1848号(2015年5月20日発行)より
国の圧力・追随ゆるさず
「総合的見直し」持ち込ますな
仲間を増やし、職場・組合を元気に
5月14日、ラボール京都で京都自治労連第189回中央委員会を、安倍政権の「戦争する国づくり」、集団的自衛権行使の具体化となる「戦争法案」の閣議決定、法案提出が狙われる緊迫した情勢の中、開催しました。
中央委員会では、安倍暴走政治ストップ、「総合的見直し」を導入させない15人勧・夏季闘争を職場・地域からすすめ、すべての取り組みを組合員拡大と結びつけて組織と運動の前進を図ることを意思統一しました。また、NPT再検討会議ニューヨーク行動の代表団報告、メーデー写真コンクール表彰式も行われました。
ポケット憲法を手に
対話・学習をすすめよう
開会あいさつに立った池田委員長は、「戦争法案の問題について、本日閣議決定され、明日からの国会で議論されると言われている。安倍政権が掲げる積極的平和主義の中身は先制攻撃による平和主義。子どもや孫の世代で、殺し殺される状況に道を開くもの」と批判し、「この課題について私たちの願いや思い、見解を示すことが重要だ。すべての単組、支部、分会で行動を起こそう」と提起。
続けて、「安倍政権で戦争への危険性が増しているが、私たちが今立ち上がって大きな運動を広げればくい止められる。歴史の中でも重要な時期にある今、単組・職場でしっかりと学ぶこと、そのことが情勢を打ち破る大きな力になる。同時に、ポケット憲法を日本中に広げる運動を京都からすすめ、憲法を生かした地方自治、住民生活を守る運動につなげよう」と呼びかけました。
「見直し」めぐる正念場
官民共同・職場から運動ひろげよう
夏季闘争方針案について、松下書記長は、「戦争する国づくり」を許さない地域共同の運動として「9の日」宣伝や学習運動を推進することや、「総合的見直し」について総務省が当局や人事委員会担当者を呼び出して実施を迫るなど異常な介入がある中で、導入許さないたたかいが正念場を迎える局面で官民一体となった取り組みを昨年以上に広げることなどを提案。春の組織拡大月間の後半を迎える中で、全組合員の知恵と力をあわせて、すべての運動を仲間増やしにつなげようと強調しました。
青年の発言が討論豊かに
討論では、この間の組織拡大での前進と経験、「見直し」導入させない職場からの運動などが語られ、新たに組合専従として奮闘している、舞鶴市職労の安久中央委員、京都市職労の大野中央委員の2人の青年の発言が会場を盛り上げました。
また、中央委員会では、安倍内閣が、戦争法案を閣議決定し、国会へ法案提出を表明していることに対して、住民の命と暮らしを守る自治体労働者として、「戦争法案」の成立阻止に向けて全力を挙げる特別決議を採択しました。
京都自治労連 第1848号(2015年5月20日発行)より
橋下大阪市長が大阪市を廃止、解体して5つの特別区の設置を狙った住民投票が、17日行われ大接戦の末、反対が多数となり、大阪市の存続が決まりました。
大阪自治労連の要請に呼応し、京都の仲間も連日駆けつけました
京都自治労連 第1848号(2015年5月20日発行)より
これが私たちの要求!
みんなで楽しくアピール
2015年メーデーのプラカード・デコレーション・横断幕コンクール結果が、中央委員会の会場で発表され、大きな拍手の中で表彰式が行われました。今年は、昨年を1単組上回る16単組が応募。職場要求と共に情勢を反映して「戦争立法」反対をアピールするものや、「核兵器廃絶」を求めるものが多くありました。
最優秀賞
宇治市職員労働組合
優秀賞
宇治市環境嘱託職員労働組合
城陽市職員労働組合
入賞
舞鶴市職員労働組合
京丹波町職員組合
長岡京学童保育指導員労働組合
京都自治労連 第1848号(2015年5月20日発行)より
「市民社会の行動はとても力になります」
〜再検討会議タウスフェルーキ議長が、633万の署名を受け取る。
4月25日〜5月1日 NPT再検討会議ニューヨーク行動
NPT(核不拡散条約)再検討会議が、4月27日から5月22日の日程で、ニューヨークの国連本部で開催されています。5年に一度の会議です。この5年間の間に、「核兵器の非人道性と不使用を求める」声明に賛同する国は、35カ国(2012年)から125カ国(13年)、155カ国(14年)と増え、今回初めて「核兵器の使用禁止」が本格的に議論になるなど、核兵器の廃絶に向けて大きな前進を示しています。
日本原水協からは被爆者50人を含む1058人の代表団がニューヨーク行動に参加し、国際会議や平和フェスティバルへの参加、国連、各国政府代表への要請、アメリカ7都市での要請や学校での被爆証言、国連の「原爆展」でのガイド活動、ニューヨーク市内での署名対話活動など、取り組みました。京都自治労連からは日本原水協の一員として、10人がニューヨーク行動に参加。その奮闘を紹介します。
4月26日
セントラルパークで署名活動、1万人での大通りパレード
セントラルパークで署名行動
署名行動を26日と28日、セントラルパークにてのべ3時間程実施しました。ランニングや自転車の方が多く、散歩の方中心に声をかけました。日本と違い、無視する方はなく、「ノーサンクス」や文字を読んでから協力してくれる人など、もう少し話すことができれば、との思いが膨らんだやりがいのある署名活動でした。
国連近くのダグ・ハマショルド広場までパレード
皆さんから「寄せ書き」をいただいた「横断幕」2枚をもち、パレードに参加。パタパタ鶴を沿道の方に配ると笑顔が返ってきます。NYでは、警察官もにこやかで、鶴を受け取ってくれたり、写真に入ってくれるなど、フレンドリーでした。2時間近く大通りをパレードし、ダグ・ハマショルド広場に到着しました。
NPT再検討会議議長「歓迎する」
日本原水協の署名633万6205人分と、平和市長会議の署名110万人分を提出。3人の国際行動デー共同議長のうち1人、ジョセフ・ガーソン氏は、日本と米国内で集めた合計800万人分の署名を国連に提出したと報告。NPT再検討会議議長のフェルキ氏は、「私はこの署名の目標を共有します。核兵器の廃絶は国や政府だけの仕事ではない」と述べました。
4月27日
米反戦労働者連合(USLAW)との交流
国際シンポジウム
米反戦労働者連合(USLAW)と全労連の交流集会
27日午前中に、全労連と米反戦労働者連合(USLAW)との交流集会がありました。USLAW(US Labor Against War)は、イラク戦争のときに結成され、その後も、様々な労組に結集を呼びかけ継続した活動を展開しています。全労連・野村副議長の「国際的連帯で核兵器を推進する勢力を包囲しよう」との挨拶、USLAWからはケルガド氏が「時給15ドルの運動を紹介しながら平和と福祉を守る闘いはどこでも同じ」、マイケル・ズウィング全国役員はイラク戦争反対、兵器産業労働者も視野に、などの話がありました。JMIUの青年が平和行進等の発言、全教、医労連などから日本での運動の紹介がありました。福祉保育労からは、宇治の福祉保育労くりくま保育園分会のAさんから、「子どもには、自分の思いを言葉で伝え、相手の思いにも耳を傾け、友達を大切に接している。戦争や暴力は解決にはつながらないとの立場から、平和運動にも取り組み、保護者からの署名や毎週駅頭宣伝など行っている」との発言がありました。
日本原水協国際シンポジウム
会場には1058人の日本原水協代表団が集まりました。安井事務局長の報告に続き、セルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮問題担当上級代表、メキシコのホレヘ・ロモナコ軍縮大使、アメリカフレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソン氏、イギリス核軍縮運動のジェニー・グレグ氏によるシンポジウム、会場発言と刺激的な内容でした。イギリス総選挙での「トライデント核潜水艦システム更新より福祉へ」の争点化やシアトルから参加の方の発言、被爆2世の方の訴えなどがありました。
4月28日
ニューヨーク市職労連との交流集会
28日は、朝からニューヨーク市職労連との交流集会がありました。果物たっぷりの朝食まで準備していただき、帰りには、組合のTシャツと帽子までいただきました。12万人+退職者5万人の組合だそうで、一般事務職、裁判員などの52支部が加わり、職種は約1000。動物園職員、建築職、電気職、環境職などです。警察も消防も団結権があり組合があるが別組合、地下鉄も別組合で数年前のストライキでは、賃上げも勝ち取ったが、ストに対する罰金がある、とのこと。もらったTシャツの背中には、「ニューヨークをハッピーにしよう」とのスローガン。非正規雇用職員の雇い止め、民間委託に反対する運動、組織拡大など、いくつも共通の課題があり勉強になりました。
自治体労働者平和のつどいinNY
午後からは、SEIUの組合ビルの大会議室で自治労連の集会がありました。自治労連は全国から93人がNY行動に参加しました。
来賓として被爆者団体協議会の田中事務局長、松井一実広島市長から挨拶を受けました。また、元労組活動家で現在「ピース&プラネット」で平和問題を担当するパットフリーさんからアメリカの労働運動の歴史や平和運動の課題など話があり理解が深まりました。自治労連・福島副委員長の情勢報告と各ブロックからの紹介と3分スピーチがありました。京都からは、京都市職労・Bさんが職場での学習運動などについて報告しました。
京都自治労連 第1848号(2015年5月20日発行)より