機関紙 - 最新エントリー
5月9日は「9の日宣伝」。昼休みに阪急西院駅前の交差点で行いました。
京都総評が呼びかけた「安倍改憲許さんデー」の取り組みとしても行われました。4月にマスコミが行った世論調査の内容をチラシにして配布。「国民は、安倍改憲を望んでいません」と署名への協力を呼びかけました。
京都自治労連 第1920号(2018年5月20日発行)より
民間の賃上げに水差す公務賃下げ
5月15日、京都自治労連は18春闘要求に基づく京都府自治振興課との団体交渉を行いました。交渉では、賃金要求、人員・長時間労働解消要求、会計年度任用職員制度についての要求などで、やり取りを行いました。
賃金問題では、木津川市が、労使交渉・合意もないまま一方的な賃金カットを強行した問題。「給与制度の総合的見直し」による公務の賃下げは、民間の賃上げの動きに水を差すもので、人材確保の点からも問題。ラスパイレス指数を口実にした総務省の攻撃は問題であり、当局は地方の独自性と事情をしっかり伝えるべきと、当局を追及しました。
当局は、木津川市の件は「誠意と責任をもって交渉すべき」との基本姿勢を示しました。また、総務省の会議での地方の現状の説明については、独自に行っていないと答えたので、「総務省の会議は、地方の実情を説明する場でもある。しっかり説明するよう」改めて強調しました。
公務運営は常勤職員中心を確認
会計年度任用職員制度問題で組合は、公務運営は「任期の定めのない常勤職員を中心」が基本であり、正規職員から会計年度任用職員へ誘導してはならない。市町村の受け止め方にバラツキがあり、府の適切な「助言」が求められている。処遇改善へ財源の保障がなければならないと、当局を追及しました。
当局は、正規職員への置き換えなど、ゆがめる制度になってはならない。7月のヒアリングでしっかり伝えたいとしました。
京都自治労連 第1920号(2018年5月20日発行)より
最優秀賞に長岡京学童労組
京都自治労連メーデーデコレーション・プラカードコンクール審査が9日に行われ、厳正な審査の結果、最優秀賞、優秀賞、入賞の各単組が選出され、中央委員会の昼休みを使って表彰式が行われました。
入賞単組は以下の通りです。
〈最優秀賞〉長岡京学童保育指導員労組
〈優秀賞〉 京丹波町職、宇治市職労
〈入賞〉 綾部市職労、大山崎町職、精華町職
京都自治労連 第1920号(2018年5月20日発行)より
今回の「組合にはいったよ」で紹介するのは、今年向日市に採用された調理師です。向日市では、調理師が正規雇用で採用されたのは数年ぶり。取材でお邪魔したのは向日市の保育所。この日の仕事が終わり、きれいに清掃された調理室が奥に見える控室でAさんにお話を伺いました。
子どもと過ごす時間を増やしたい
「4月に長女が大学に進みまして、一緒に新たなスタートです」と話すAさんは、大学生の女の子と双子の高校生のお母さんです。Aさんは、呉服屋さんやパン屋さんなど、様々なアルバイトを経験し、民間の給食センターでの調理の仕事に出会いました。「はじめはパートでしたが、調理師の資格をとって以降は、仕事の時間は増えるし、『応援』といわれて、あちこちのセンターにも行くようになって…。会社に言われるままでした」。そんな時の転職でした。「家族との時間を大切にしたい」と向日市の採用試験を受けました。面接では、まわりがベテランの男性調理師ばかりで緊張したそうです。
配属された職場は保育所内にある調理室で、毎日300食以上を5人で作っています。経験者のAさんはもちろん最初から即戦力。
子どものための細やかな対応がすごい
Aさんは、「離乳食を作らせてもらっています。前の会社では指示どおりの数と時間だけでした。忙しさはここも一緒だけど、一つひとつの作業が丁寧かつ迅速です。アレルギーの子どもへの対応や離乳食まで、きめ細かいですね。早く先輩たちに追いつきたい」と、ここでの責任とやりがいにわくわくしているように話してくれました。土曜出勤なども代替休もちゃんと取れているとのことで、「家族との時間がきちっととれるのもうれしい」とにっこり。多肉植物の栽培や手入れが趣味とのことで「可愛い鉢にいろいろな種類の植物を栽培しています」とスマホの写真を見せてくれました。
京都自治労連 第1920号(2018年5月20日発行)より
前号の「会計年度任用職員」問題?では、なぜ地方公務員法及び地方自治法の一部が改正(以下「改正法」)され、「会計年度任用職員」制度が導入されたのかについて触れました。今号では、明らかとなった問題点」について明らかにします。
「改正法」では、任用根拠の明確化として、特別職非常勤職員と臨時的任用職員の任用の厳格化を行い、これ以外の労働者性の高い臨時・非常勤職員を新設した「会計年度任用職員」に位置付けるとしました。また、会計年度任用職員にはフルタイムと短時間の2つのタイプを設け、労働時間の違いによる処遇面での格差も容認するものとしました。
いつまでも非正規 いつでも雇止め
雇用の面では、会計年度単位の雇用を法制化したことで、いっそう不安定な雇用を強いることになりかねず、処遇面でも「同一労働同一賃金」には程遠いものと言わざるを得ません。「いつまでも非正規、いつでも雇止め」を「法制化」したという重大な問題を持っています。
ほとんどの業務を「年度職員」に変えれる
総務省は、公務運営は「任期の定めのない常勤職員が中心」と説明していますが、「改正法」では、正規職員が担う「本格的業務」以外は「会計年度任用職員」が担当することも可能とし、「本格的業務」についても、「権力的業務が本格的業務にあたるとの説もある」としています。
つまり、「改正法」は、自治体のほとんどの職を「会計年度任用職員」に担わせることが可能となる内容を持っています。正規職員から「会計年度任用職員」という名の非正規雇用職員への置き換えをいっそう進め、その先は業務のアウトソーシングを加速させる狙いがあることも見ておかねばなりません。
新制度移行後の「職の再設定」検討
現在、各自治体では、臨時・非常勤職員が担当している職の実態把握を行い、新制度移行後の「職の再設定」を検討しています。当局任せにするのは極めて危険です。臨時・非常勤職員だけの問題ではなく、公務の在り方、どういう自治体を作っていくのかが問われる大問題としてとらえ「常時勤務を要する職には、正規職員での配置を」等、取り組みの強化を図ることが重要になっています。
京都自治労連 第1920号(2018年5月20日発行)より
自治振興課交渉
日時:5月15日(火) 集合9:30 交渉10:00〜
会場:福利厚生センター
全単組から交渉参加を!
最賃いますぐ1000円引き上げ署名に取り組もう
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より
「安倍政権は退陣せよ」「安倍働き方改革反対」「憲法9条を守ろう」などのプラカードが林立し、シュプレヒコールが全国各地に溢れた5月1日の第89回メーデー。全国307ヶ所で開催され、15万人以上が参加しました。京都では、12会場で開催され1万2000人を超える働く仲間が参加し、メーデー集会終了後、元気にパレードを行いました。京都自治労連の各単組の仲間も、職場要求を掲げ元気に参加しました。
8時間働けば暮らせる賃金を
第89回全京都統一メーデーの中央集会会場となった二条城前広場には、8000人を超える働く仲間が参加しました。
主催者を代表してあいさつに立った梶川憲実行委員長(京都総評議長)は、「安倍政権のもとで、メーデーの原点である8時間労働制をつぶす『働かせ方改革』を許すわけにはいかない。8時間働けばまともに暮らせる社会をつくるために法案を撤回させよう」と決意を述べるとともに、「政治の私物化、公文書改ざん、ウソつく政治、人権感覚のかけらもない安倍内閣は、今すぐ総辞職すべき。労働組合を大きくし、市民や野党との共同をさらに広げよう」と呼びかけました。
4月の京都府知事選挙で候補者としてたたかった、弁護士の福山和人さんが来賓として激励と連帯の挨拶を行いました。
メーデー集会終了後、京都市内3コースに分かれてデモ行進、職場要求プラカードやデコレーション、横断幕を掲げて市民にアピールしました。
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より
4月28日、青年部の新採歓迎スプリングフェスタがグリーンランドみずほ(京丹波町)で開催され、新採の仲間12人を含む11単組47人が参加しました。
パワーポイントや動画を使った組合説明と青年部活動紹介に続き、体育館でソフトバレーボール大会が行われ、福知山市職が優勝を飾りました。
ソフトバレーの後はBBQで夕食交流会。自治体、職場を越えて交流を深めました。
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より
GW直前にビッグニュースが飛び込んできた。「朝鮮半島の完全な非核化」の実現とともに、1953年以来休戦状態にある朝鮮戦争の終戦を年内に行うとする南北朝鮮の首脳会談である。非核化に向けた具体的なプロセスなど今後に委ねられた課題は多々あるが、73年に及ぶ南北の分断と対立、緊張状態から平和体制の構築に向けて大きく動き出したことを心から歓迎し、その実現を期待したい。
というのも、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築が実現できれば、安保法制や在日米軍基地強化の口実はなくなり、京丹後にあるXバンドレーダー基地もその存在意義がなくなる。米軍属との交通事故や実弾射撃訓練など日々の生活に不安を抱く府民のためにも一日も早くその実現に向け努力することが京都府や日本政府に求められているのではなかろうか。
そのためにも、安倍政権の対話否定・圧力一辺倒の対応姿勢を転換する必要がある、そう考えるのは私だけではないはず。(F)
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より
今年も自治体・自治体関連職場に多くの人が新規採用され、組合に加入してくれました。就職して一ヶ月経ち、皆さんそれぞれの職場で新しい仕事に頑張っています。
今回は転職して与謝野町で新たなスタートを切る二人を取材しました。
二人とも営業畑からの転身
「お世話になります」とシャキッと席から駆けつけてきてくれたのはAさん。丸刈りで背が高い。「遅れてすみません」と登場したBさん。Bさんはもっと背が高い。二人とも180センチを超える長身。聞けば、Aさんはバスケットボール、Bさんは野球をずっとやってきたスポーツマンです。二人に転職について聞くと、与謝野町役場を希望した訳がわかりました。
Aさんは生まれも育ちも東京。前職はアパレルメーカーに生地を卸す営業マン。「とにかく忙しかったですね」と振り返ります。そんな中、親戚に不幸がありました。「それが、与謝野にあるお寺の住職で、誰か継がないといけない…」。Aさんは一念発起し、高野山での修業を経てお坊さんになり、与謝野町へ。「お寺は地域とのつながりが大切。地域に役立つ仕事をしながら学んでいきたい」と転職した第一歩にわくわくしている様子です。
「高校までずっと野球部でした」と話すBさんは、生まれも育ちも与謝野です。全国展開しているオートバイの販売店に就職し、姫路でひとり暮らし。「趣味を仕事にしてはだめですね」とBさん。好きなものだからこそ意に沿わない営業に悩んでいたことがうかがえます。土日はもちろん出勤。一方で与謝野町にひとり住む母親のことも気になっていたといいます。「母のことも気になるし、心機一転、与謝野に帰ろうと思い、就活を始めたら与謝野町が募集していて…地域の役に立てる!と思いました」と、与謝野町に採用されて嬉しそう。
新しい仕事に期待とやりがい
Aさんは教育委員会、Bさんは税務課に配属され、先輩のアドバイスをもらいながら奮闘中の日々。
「以前は自分の裁量で進めていましたが、行政の仕組みや仕事を一から勉強しています」とAさん。
「お金を扱う部署ですので、緊張しています。住民の方の方が税金に詳しい。がんばります」とBさん。
清々しい二人の新しいスタートに期待「大」です。
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より