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関西電力大飯原発3・4号機の再稼働をめぐり、5月30日、関西広域連合がまともな説明も無く事実上の再稼働容認を表明したことに対して、6月1日、京都自治労連は、「関西の府県民の信頼を裏切る行為であり、厳しく抗議し、再稼働に反対するよう求める」緊急要求書を山田京都府知事に提出しました。
要請書では、「今回の再稼働容認は、府民の期待を大きく裏切るもので極めて遺憾」であると厳しく批判し、関西広域連合の「再稼働容認声明」を撤回し、政府に無謀な再稼働の決断を止めるよう強く働きかけることを求めています。
また5月28日、池田豊委員長らが福井県庁を訪れ、大飯原発の再稼働に反対することを求める要請書を西川一誠福井県知事に提出しました。
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
府民の暮らしと地域経済が大きな攻撃を受けている今こそ、「府民に知らせ、職場の組合員・職員の仲間を励まそう」と、5月30・31日、府職労が府内縦断街頭宣伝行動(口丹・北部地域)を行いました。
各地の単組にも呼び掛けて共同行動を展開。また、府の出先職場を訪問して、職場オルグや、組合加入の訴えを行い、元気が出る行動となりました。
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
伊根町 → 宮津市田井・田井宮津ヨットハーバー
〈お問い合わせ〉
京都自治労連北部センター
(TEL0773―22―8537)
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
総合的力量、専門的知識を高めよう
5月26日、27日の2日間、自治労連第26回全国書記学習交流集会が、ラボール京都にて開催され、20地方組織65単組105人の書記の仲間が、北は秋田、南は長崎と全国各地から参加し、学習と同時に交流を大いに深めました。
京都からは11単組27人が参加し、地元開催となった学習交流集会を盛り上げました。
集会は、萱野部会長(世田谷区職労)の挨拶で始まり、開催地歓迎挨拶、本部挨拶と情勢報告が行われ、その後、大阪自治労連・荒田書記長が「橋下改革の危険な狙いと自治体労働者のたたかい」、前・京都自治労連委員長で、現在NPO法人メンタルサポート京都常務理事の山村隆さんが「生き生きと働ける条件づくりをめざして」と題した講演を行いました。
夕食交流会では京都自治労連書記部会が乾杯と一言挨拶を担当。京都らしい挨拶として、京都の通り名を歌で紹介し、会場を沸かせました。
2日目は原発問題、賃金権利、政策提言の3つの講座と、2つのしゃべり場で交流と討論を深めました。全国の書記仲間と討論・交流することで、やりがい、働きがいを改めて感じ、「明日からまた頑張ろう」という元気がもらえる集会でした。
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
今年も原水爆禁止国民平和大行進が全国各地で取り組まれます。5月6日、東京夢の島をスタートし、北は北海道、南は沖縄から8月の広島・長崎めざし、「核兵器なくそう」「原発ゼロ」の願いをつないで歩きます。あなたのまちを通る平和行進にぜひご参加ください。
〈平和行進のコース・日程〉
【東京・広島コース】
6月21日(木)13:00
13:30出発 → 16:00京都市役所東門
6月23日(土)10:40
→ 16:15八幡市役所
6月24日(日)9:20
→ 16:00京田辺市役所
6月25日(月)10:00
6月26日(火)8:45
→ 12:30奈良県との引継(般若寺)
他のコースに
【富山・広島コース】 7月2日(月) → 7月4日(水)
【綾部・亀岡コース】 7月3日(火) → 7月7日(土)
【京都市内網の目行進】7月7日(土)
等が計画されています。
※詳細は、各単組か地域原水協もしくは、京都自治労連までお問い合わせください。
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
全国大会出場に王手!
6月3日、自治労連囲碁・将棋大会京都予選をラボール京都で開催しました。残念ながら囲碁の部は出場がありませんでしたが、将棋の部には4チームがエントリー。一局一手に集中のなか、府職労Aチームが優勝し、近畿大会への出場権を手にしました。
国が子育てに責任を
子育て新システムに反対する風船パレードが6月2日、鴨川三条河原から四条河原町を経由して烏丸御池まで行われました。風船とともに「国は子育てに責任を持たなアカンやん」のノボリが注目を集めました。
自治体に働く女性の全国交流集会に730人
出会いいっぱい、感動いっぱいの集会。「周りの人を一人でも二人でも変えていこう」と参加者は決意新たにしました。来年は大阪です。
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
第7回目となった青年数珠つなぎは、住民課保険年金係のAさん、企画政策課情報推進室のBさん、土木建築課管理係のCさんの3人。それぞれ4年目、3年目、そしてフレッシュな1年目と、前回に続いて新採職員が登場です。
住民、組合員からの『ありがとう』の言葉が原動力に:京丹波町職 Aさん・Bさん・Cさん
魅力とやりがいがたくさん
保険証の発行や病院での自己負担への補助事業に携わっているAさん。「どの補助制度を使えば住民に利益があるか、どれだけ分かりやすく伝えられるか、を大事にしています。住民から『ありがとう』と言われると嬉しい」と話します。「住民課は戸籍や環境など多岐にわたる業務をしており、担当業務以外の事を少しですが勉強できます。覚えるのは大変ですが、将来的に役立つと感じます」と仕事の魅力を語ります。
「地元に少しでも貢献できれば」と今年4月に町職員になったばかりのCさんは、「職場の雰囲気には少しずつ慣れてきましたが、仕事の面ではまだまだ勉強中です」と初々しい言葉に思わずほっこり。「生まれ育った地域ですが、知らない事がたくさん。けれども、様々な場面で住民との新しい出会いなど楽しみもあります。『頑張りや』と声をかけてもらえ、励みになります」と笑顔を見せます。
Bさんは、庁舎内のコンピュータシステムを管理する部署に今年異動。「各課が使うシステムを管理しているので、それぞれの業務内容も知らないといけない」と苦労もある様子。ただ、「知識が蓄えられていくのは楽しいです」とも。「以前は町をアピールする職場で、『味夢(あじむ)君』という町のキャラクターをつくりました。今はそうした人たちを支える仕事。縁の下の力持ちとして、責任感ある仕事だと感じます」と力強い言葉が返ってきます。
組合は視野も仲間の輪も広がる
3人とも組合にはすぐに加入。「とりあえず入ろうかなと思って」とAさんが話すと、「右手を出されて握り返したら入ってました(笑)。熱意に押されました」と冗談交じりにBさん。Cさんは、「みんな入られていたので」と話します。
組合について、「仕事上ではつながらない人と知り合える場。他の仕事の話も聞けて視野も広がる」とAさん。Bさんは、「みんなが同じ仲間という関係。それがとても印象的で、団結力を感じる」と言います。
青年部で書記長を務めるBさんは、子どものいる家庭にプレゼントを届ける?サンタサービス?を紹介。青年部員がサンタになり、?お父さんとサンタを同時に見せて子どもの夢を壊さない?という素敵な取り組みです。「子どもがすごく喜んでくれたのが印象的。組合員の方からの『ほんまにありがとう』の言葉も嬉しかった。サンタやのに細いと言われたのもありましたけど(笑)」と振り返ります。
抱負を一言。「自分たちで新しい取り組みがしたいですね。やっぱり喜んでもらえるのは嬉しいですから」とAさん。「1日でも早く頼ってもらえる職員になりたい。組合には積極的に参加して職員同士の交流を広げたい」とCさんが続けます。「組合に入って良かったな、組合に入りたいなと言ってもらえる活動をめざしたい」とBさん。「それと自分たちの要求を届けること。職場環境の改善にむけて声を拾って届けたい」とまっすぐ前を向く眼差しに、私も負けてられないと思いを強くしました。
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
日時:7月13日(金)19時〜
場所:メルパルク京都6F 宴会場(京都駅東口)
参加費:4500円
申込〆切:6月18日(月)
応募について
☆男女各30人(先着順)
☆独身であること、概ね45歳まで
☆「氏名、生年月日、職場・職種、電話orE-mail」を記入の上、FAXかE-mailでお申し込みください。
☆お申込み、お問い合わせは、実行委員会(TEL 075-801-8186、FAX 075-801-3482、E-mail:satou@kyoto-21.com)へ
京都自治労連 第1777号(2012年6月5日発行)より
5月17日、京都自治労連第180回中央委員会が開催され、12春闘の中間総括、被災地復興、脱原発・再生可能エネルギーについて、「税と社会保障の一体改革」に反対する取り組み、公務員制度改革に対する取り組み、平和の課題などで討論するとともに、新しい仲間を増やす課題での活発な経験が報告され、組織拡大での大きな前進の中で定期大会を迎えることを誓い合いました。夏季闘争方針案は全会一致で確認されました。
組織拡大前進の中で定期大会をむかえよう
冒頭あいさつで池田委員長は、岩手で開催された自治労連中央委員会での福島の仲間の発言に触れ「被災地の仲間は、衰退していく地域の中で“何ができるか”を考え、暗たんたる状況の中で働いている。一方、大阪維新の会など猛烈な動きで、自治体の施策が削減され弱者が切り捨てられようとしている。今こそ我々、自治体労働者は地域住民の生活に目を向けることが求められている」と呼びかけました。
続いて田村書記長が、(1)夏季要求、賃金、公契約運動、(2)消費税大増税・税と社会保障の一体改革に反対する取り組み、(3)被災地支援、住民本位の復興・復旧、(4)地方自治擁護、自治研活動の強化、(5)米軍基地撤去、憲法・平和の課題、(6)組織拡大の取り組み等、夏季闘争方針を提案。たたかいを進めるためにも組合の仲間を増やし、力を強くしようと訴えました。
新採は"結びつき"を求めている
続いて方針提案に対する討議が行われ、9単組11人が発言を行いました。発言要旨は次のとおりです。
- 「魅力ある村づくり、攻めの村づくりを進めている。厳しい財政の中で人員不足、一人でいくつもの仕事を担当しメンタル障害も出ている。賃金が下がる中、組合費引下げ等の意見もある。夏季要求を提出する」(南山城村職)、
- 「組合加入がなかなか困難だったが、何度か説明会を開き共済の魅力を語り2人加入。さらに引き続き頑張る」(綾部市職労)
- 「被災地支援のツアーを7月に取り組む。不払い残業根絶へチェックシート記入運動を展開し、現状を掌握して当局を追及する。『税と社会保障一体改革反対』で支部が主役の府内縦断宣伝を行う。6月30日には、府職労連学校を開催、河北新報記者の報告も。組織拡大では、現勢回復まであと一歩、さらに前進を」(府職労連)
- 「嘱託職員の経験加算を勝ち取り、説明会を開催、その中で2人が組合加入。組織拡大で説明会・賃金学習など引き続き頑張る」(福知山市職)
- 「前歴換算是正で前進を勝ち取った。脱原発3・11集会は、市職労内に実行委員会を結成し、学習会を開催。女性部は風車、青年部・水道は横断幕づくりに頑張った。脱原発だけでなく、『原発に依存しない自立した地域づくり』が自治体労働者に求められている。原発立地自治体の財政分析など検討してほしい」(舞鶴市職労)
- 「新採の中に大阪・橋下市長などの公務員バッシングの影響を感じる。誤解を解くために話をすることが重要。あらゆるつながりを活かした取り組みで前進を作り出している。臨時保育士へのアンケートに40人が『組合加入したい』と回答。組織拡大前進へ奮闘する」(京丹後市職労)
- 「今年も新採が全員加入。嘱託職員のアンケートの中に『雇止めが心配』の声とともに、『組合があれば加入したい』との回答も多くあり、こうむ公共一般宮津支部を結成した。引き続き組織拡大へ頑張る」(宮津市職)
- 「厳しい職場環境のもと、新採看護師の加入が進んでいる。違和感・距離を感じないのが特徴で自分から加入も。府大では、新採教員6人が全員加入」(府職労連)
- 「60周年記念イベントを2500人超える参加で成功させた。新採も全員加入」「41分会で職場交渉。人員定数交渉を重視し削減提案を職場からのたたかいで一部撤回させた。嘱託職員の勤務条件を一時金・退職金含めて条例化。年末年始加給金問題は、産別のたたかいが課題」(宇治市職労)
- 「300数十人の新採、病院は全員が加入、保育士も100%まであと一歩。事務職場でも各支部・職場ごとに昼休み懇談会・歓迎会に取り組み頑張っている。現勢回復が見えてきた」(京都市職労)
京都自治労連 第1776号(2012年5月20日発行)より
大飯原発 "再稼働は専門家の知見なく認めない"
瑞穂環境保全センター"府外からの廃棄物は受け入れない"
5月7日、京都自治労連は、大飯原発再稼働問題および災害廃棄物の広域処理問題について、京都府へ緊急の申し入れを行いました。
申し入れ内容は、(1)大飯原発再稼働の強行に反対する対応を強めること、(2)京都府の災害廃棄物受け入れ方針を見直し、「封じ込め、拡散させないことを原則とした対応」を基本に、対策の具体化を図ることの2点。
京都府からは、前川防災・原子力安全課長、山田循環型社会推進課長ら5人が対応しました。
大飯原発再稼働問題について
前川課長は、「地元の範囲、合意について規定があるわけではなく、どの範囲まで理解を得るかは『政治判断』。滋賀県との7項目の共同提言では地元合意ではなく『国民的理解』とした」と説明。
また、「府は再稼働に絶対反対という立場ではない」とした上で、「国が再稼働への判断基準を作ったが、専門家が関与した形跡がない。専門家の知見をふまえなければ府民への説明ができない」とし、府下市町村にも、国とのやりとりについて資料も含めてフルオープンで情報共有していると話しました。
基本的な考え方に相違はあるにしても、再稼働は当面認めないという一致点の中で、国に慎重な対応を求めていくことを確認しました。
災害廃棄物の広域処理問題について
山田課長は府の立場について、「瓦礫処理は市町村の仕事であり、受け入れる自治体があれば安全性の確認や放射能測定、器材やマンパワーなど専門的観点からの協力、被災自治体との連絡調整」、また、安全基準について、「府は関西広域連合が設定した国より厳しい2000ベクレルを基準としている」とし、国および関西広域連合の基準にて、人体への影響、安全性はクリアされていると説明しました。
「フェニックスでの焼却灰埋め立てができない場合、関西広域連合から要請があれば瑞穂町の環境保全センターで受け入れる」とした府知事の発言趣旨について問いただすと、「設立趣旨からしても府外から受け入れることはあり得ない」と回答。京都府の公式見解として確認しました。
京都自治労連 第1776号(2012年5月20日発行)より