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7月3日(水)10:30〜15:30
会場:ホテルセントノーム京都
全ての職場から女性の要求を持ち寄ろう
京都自治労連 第1802号(2013年6月20日発行)より
生活保護の申請をはねつけ、利用者を追い出す「生活保護改正案」と「生活困窮者自立支援法」が、6月4日の衆議院本会議で採決され、自民、公明、民主、維新、みんな、生活各党の賛成多数で参議院に送られました。
この暴挙に、京都自治労連と府職労連、京都市職労は18日、「抗議声明」を発表し、記者会見を行いました。
水際作戦が「合法」化される危険
改悪案は、生活保護申請時に名前や住所、資産、収入状況を記載した「申請書」と「保護の要否、種類、程度及び方法を決定するための必要な書類」を提出することを義務付けています。また、保護開始時の扶養義務者への通知を義務化し、福祉事務所の調査権を拡大して扶養義務者に報告を求め、扶養義務者の収入・資産に関わる調査も行うことができるとしています。
申請書の提出と申請時の関連書類の添付の義務付けは、生活に困った人を「書類がそろっていない」などと追い返す水際作戦が「合法」化されてしまいます。親族に知られたくないために、申請をすることをためらってしまい、さらなる餓死・孤立死・自殺を生み出すことは明らかです。まさに、生存権を脅かし、人間の尊厳を侵害するものです。
今回、京都自治労連、府職労連、京都市職労がそろって声明を発表したことは、広く市民に今回の改悪案の問題点をアピールするとともに、生活保護行政の最前線の自治体職場でこそ、憲法にもとづく本来の生活保護行政の在り方を追求し、その実践のための取り組みの出発点にするためです。
「生活保護法改悪法案」の廃案と生活保護行政の充実めざし、職場の実態把握と要求議論を深め、地域の諸団体や住民とともに共同した取り組みをすすめましょう。
日本の生活保護利用率は極めて低い
日本では人口の1.6%程度しか利用しておらず、先進諸外国と比較してもかなり低い利用率。しかも、保護資格のある人のうち利用している人の割合(捕捉率)は、2割程度にしかすぎません。残りの8割、数百万人もの人が漏れているのです。ここにこそ、日本の生活保護行政の最大の問題点があります。
利用率・捕捉率の比較(2010年)
日本 | ドイツ | フランス | イギリス | スウェーデン | |
人口 | 1億2700万人 | 8177万人 | 6503万人 | 6200万人 | 941万5570人 |
生活保護 利用者数 |
199万8957人 | 793万5000人 | 372万人 | 574万4640人 | 42万2320人 |
利用率 | 1.6% | 9.7% | 5.7% | 9.27% | 4.5% |
捕捉率 | 15.3〜18% | 64.6% | 91.6% | 47〜90% | 82% |
(【あけび書房】「生活保護『改革』ここが焦点だ!」(生活保護問題対策全国会議【編】)より)
京都自治労連 第1802号(2013年6月20日発行)より
賃金削減をめぐる交渉が大詰めを迎えています。
13日、第4回目となる府職連交渉(府職労・京教組)が行われ、交渉中、数字が二転三転し紛糾するとともに、「知事への再伺い」で二回の休憩を挟み深夜に及ぶ交渉に。
しかし、府当局は突然退席、交渉は決裂しました。この歴史的暴挙に府職労は、「国言いなり、一方的条例提案に抗議する声明」を発表し、全職場への交渉報告、議会会派への要請、人事委員会への申し入れなどを展開。給与削減を許さないとともに、府民の暮らしを守るたたかいに全力を挙げています。
賃金削減、現時点では考えていない
一方、向日市職労は18日、市当局と交渉を行い「給与削減の国からの押し付けはいかがなものかと思っている。今までも人件費の削減など努力してきた。他の市町村の動向を見てすることはしない。現時点では賃金の削減は考えていない」との回答を引き出しました。向日市職労は、全職員に報告するとともに、夏期要求での前進へ奮闘しています。
京都自治労連 第1802号(2013年6月20日発行)より
6月9日、京都自治労連第9回ファミリー魚釣り大会が、滋賀県高島市の朽木渓流魚センターで開催され、天気にも恵まれて350人の組合員や家族が参加。会場では、初めて釣りをする子どもや、家族サービスに頑張るお父さんの姿があり、釣り大会常連の子どもたちは、次々とアマゴやイワナを釣りあげ、終日楽しい歓声が緑の谷に響きました。
参加した方からは、「こんなに楽しい企画とは思いませんでした」などの感想も多く寄せられました。
京都自治労連 第1802号(2013年6月20日発行)より
防衛省主催の3回目となる宇川地区の米軍基地問題の説明会場に、「米軍レーダーNO絶対反対」「沖縄に学べ!」と書いた手書きのノボリが会場の真ん中に一本立ちました。毅然と掲げられたノボリは、「住民の気持ちを表したものだった」「心のよりどころだった」等の声が寄せられています。ノボリを持って参加した女性にお話をお聞きしました。
私は、人前で話をすることが苦手です。「市長が受け入れの方向で動きそうだ」との話も聞こえてきたので、何としても反対の意思を示そうと、ノボリを立てることを当日思いつき手書きで作りました。会場に入ってからでは、気後れするので、初めから立てて会場に入りました。会場を見渡すとノボリやプラカードを持っているのは私一人でした。ドキドキしましたが「ここで引き下がるわけにはいかない」と腹を固めたのが実情です。
米軍基地で潤うのか、未来が開けるのか
「米軍の犯罪に巻き込まれる」との心配の声に、防衛省は「教育するから心配はない」と説明しますが、それで事件がないのなら沖縄であのようなことにはならないと思います。米軍で地域が活性化するはずはありません。交付金も地域に降りるのではなく、市に降りる。震災復興予算しかりです。
沖縄が潤っていますか。潤っていません。それどころか、米軍基地が出来れば、地域の過疎化がさらに進むことは明らかです。私の二人の子どもは、今丹後から出て働いています。米軍基地ができるようなことになれば、彼らから「帰りたい」と言われた時、どう返事をすればいいのか親として辛いものがあります。
若いお母さんと一緒に声を
宇川地域には、積極的に基地に賛成する人はいません。また、反対していても積極的に自分の意見を述べる人も少なく、「どうせ押し切られるのでは…」との思いもあります。
だからこそ私たちの世代が、今しっかり意思を示して声を上げなければならないと思います。未来にかかわる大きな問題ですから。
気がかりなことは、子育て世代の若いお母さんの声がほとんど聞こえてこないことです。一番、考えなければならない世代のはずです。そうしたみなさんと一緒に声を上げられればと思います。悔いが残らないよう私なりにできることをして、米軍基地の設置をストップしたいと思っています。
京都自治労連 第1802号(2013年6月20日発行)より
「ありがとう」の言葉に力もらって:共済労
第21回目の青年数珠つなぎは、京都府市町村職員共済組合の職場から。共済労は共済組合に勤務する事務職員でつくる労働組合です。3年目のAさん(福祉課)、4年目のBさん(年金課)、そして1年目のCさん(保険課)とDさん(年金課)の青年4人が登場です。
組合員さんの声に応えて
事前に下調べはしていたものの?共済組合?について分からない点ばかり。「簡単に言うと、公務員の福利厚生を担っています」とAさん。業務内容をたずねると、市町村職員の貯金や年金、貸付、給付など多岐にわたっています。また、福祉事業の一環として宿泊施設のセントノーム京都の管理運営を行う部署もあるといいます。
「まだまだ失敗もありますが、例えば電話対応がきちんとできた時は嬉しい」と話すのは新人のDさん。同じく新人のCさんは「少しずつ覚えていって出来ることが増えると嬉しい」と笑顔に。「共済組合の組合員さんの相談にひとつずつ丁寧に対応していく中で、?ありがとう?って言ってもらえた時はやりがいをすごく感じます」とAさん、Bさんが続けます。
「組合」ってすごくイイ!
組合にはすぐに加入した4人。「入るもんだと思ってたんで」と口をそろえます。給料や休暇に関する学習や、課を越えた職員のつながりや交流が深まる事が魅力といいます。
青年部では来月、岡山の倉敷へ親睦旅行に出かけるそう。とても楽しみにしている様子が伝わってきます。他にも「給料や休暇の仕組みについての勉強会が、なかなか出来ていなかったので、今回は計画したいなと思います」。
今後の抱負をひとこと。「ようやく組合の活動を分かってきたので、職場環境の事など、問題点を指摘していけるようになれれば」とAさん。「仕事でも組合でも、基本的には対話力が重要になってくると思うので、そこを磨いてどちらにも生かしていきたい」とBさんが続けます。「仕事を確実にこなしていけるようになりたい」「もっと勉強して、例えば電話ではどんな質問でもしっかりと答えられるようにしたい」とCさん、Dさんが力強く話します。
こうしたところにも、私たち自治労連の仲間がいることを知り、青年のつながりをもっと大きくしようと力が湧いてきました。
京都自治労連 第1802号(2013年6月20日発行)より
日時 6月30日(日)
午後2時〜3時45分(集会後、パレードを予定)
会場 大谷ホール(烏丸通花屋町西入ル〈東本願寺の北隣〉)
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より
賃下げ強制許すな! 6月議会提案見送りへのたたかいは、最大の山場を迎えています。職場の団結と京都自治労連加盟の単組の連帯をさらに強め、不当な賃下げ強制を許さないたたかいを旺盛に進めましょう。
国の不当攻撃を許すな
府職連(府職労・京教組)の第2回交渉が行われた5月29日を前後して、一気に「賃下げ提案」が相次いでいます。提案は、?国に準じた削減、?国の削減率を若干緩和、?一時金や他手当は削減しないなどが主な内容となっています。共通しているのは「地方交付税を削減して公務員賃金削減を強制するのはおかしい」としながら、「他団体も実施する」から削減するというもので、理由も道理もない賃下げを強行しようとしています。
京都自治労連に加盟する各単組は、今回の攻撃が地方自治否定、地方公務員の給与決定原則無視の許されないものであり、一たび認めれば何でも国が言うとおりになる危険性にもつながることも明らかにして、「賃下げ提案撤回せよ(提案するな)」「少なくとも6月議会提案を見送れ」と、交渉、団結署名、職場オルグ、街頭宣伝など、攻勢的なたたかいを進めています。京都自治労連も単組の仲間と一緒に、早朝門前宣伝、交渉参加など取り組みを進めてきています。
湧きあがる怒りの声
職場からは、「人も減らされ、毎日、限界ギリギリで懸命に頑張っているのに、それにこの仕打ちか!」「住宅ローン、教育費など、生活をどうすればいいのか!」など、怒りの声が湧きあがっています。民間労働者からも、「今、なぜ、公務員の賃金を下げるのか。撤回めざして頑張れ」とエールが送られてきています。
たたかいを切り開く道筋はひとつです。今回の賃下げ強要の違法性を徹底して宣伝、追求し、職場の団結を強め、地域との連帯も強め、押し返す以外にはありません。各単組は、「提案を撤回するまで何回でも交渉するぞ」と、決意を固め、たたかいを進めています。京都自治労連と加盟単組の連携をいっそう強め、最大の山場での文字通り大奮闘をしていきましょう。
単組の取り組み
組合加入でも前進:亀岡市職
亀岡市職では、当局による削減提案を跳ね返そうと、5月に3回の早朝宣伝。
病院職場では未組合員も参加しての職場集会。「医療を守るためにも、賃下げストップを」と怒り沸騰。その場で2人が組合加入。「家族を含めて団結署名を集め跳ね返そう」と頑張っています。
亀岡市職全体で4月以降7人の加入者を迎え、賃金闘争でも加入でも前進させようと奮闘しています。
97%の組合員から怒りの団結署名:舞鶴市職労
舞鶴市職労では、各職場で学習会を実施、「不当な賃下げ反対」ボックスティッシュを各机に配置。97%(484人)から団結署名が寄せられています。
(5月29日に提出)
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より
与謝野町職が初出場―5チームが熱戦くり広げる
宮津、舞鶴が近畿大会の切符つかむ
京都自治体労働者スポーツ大会・軟式野球の部が5月25日、丹波自然運動公園野球場にて開催され、初出場の与謝野町職をはじめ、宮津市職、南丹市職、宇治市職労、舞鶴市職労の5チームが熱戦を繰り広げました。
宮津対与謝野、南丹対宇治の第1試合は、9対2で宮津、3対1で宇治が勝利。続く二回戦、勝てば念願の近畿大会出場となる宇治は昨年優勝の舞鶴と激突。しかし、一歩及ばす、自力に勝る舞鶴が8対2で勝利し決勝へ。
宮津対舞鶴の決勝は、一進一退の攻防の中、相手のミスを見逃さなかった宮津が得点を重ね、4対2で2年ぶりに京都大会を制覇しました。
宮津市職、舞鶴市職労の2チームは、全国大会の出場切符をかけて8月28日から29日に大阪府で開催される近畿大会へ出場します。
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より
▼最近京都府の山田知事と京都市の門川市長の差がどんどん開いてきたのが気になる。かたや東大卒の旧自治省出身の官僚知事として全国知事会長まで駆け上がった。その一方、京都府の57%の人口を占める京都市長は、自らの圧倒的影響力を知ってか知らずか、とにかくオモロイ、笑える市長になってしまった。
▼山田知事は実にうまいと感心してしまう。まず最初に国との対決姿勢を見せて、自分の立ち位置を国との対比で明らかにする。その上で妥協を重ね、自らの新自由主義的考えを最後まで貫き通す。
▼それに引き替え人口147万人の歴史都市京都の門川市長は分かりやすい。複雑なことは苦手。政策問題にも関心がない。関心があるのは事業とイベント。まるで近所のオジサンを見ているようで憎めない。
▼本当かって?これが情けないことに本当なんです。ためしにこのホームページを見てください。「春だ!花見だ!コンカツだ!伏見桃山城を占拠せよ!」。
▼京都市長ってこんなことやっているんだ! と驚くこと、いやいや呆れること間違いなし! 自分の所の首長の方が賢く見えますよね!(I)
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より